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4万円台のHDオーディオ対応AVアンプ、ヤマハ「AX-V465」発表HDMIは4入力

» 2009年02月26日 13時14分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは2月26日、AVアンプの新製品として、エントリーモデルに位置する「AX-V465」を発表した。Blu-ray DiscなどのHDオーディオ再生に対応し、4系統のHDMI入力端子を備えながら、希望小売価格を4万9350円に抑えた。3月下旬に発売する。

photo 「AX-V465」。本体カラーはブラックのみ

 ヤマハによると、AX-V465の基本コンセプトは「ハイコストパフォーマンス」「HDMI機能の強化」「簡単操作」の3つ。まず価格に関しては、同社製シアターシステムと組み合わせたとき、セットで実売10万円前後になることを目指したという。「ラック型シアターシステムも(販売数が)伸びているが、同価格帯でAVアンプを提供する。自然なサラウンド感と拡張性の高さを訴求していきたい」(ヤマハ)。

 アンプ部の出力は、各チャンネル140ワット(定格出力)の5.1チャンネル。Blu-ray DiscのドルビーTrue HDやDTS-HD MAといったロスレス音声を含む各種サラウンドフォーマットに対応している。もちろん、ヤマハ独自の「シネマDSP-plus」も搭載。「昨年のDSP-AX863/763と同等の技術要素を5万円以下の価格で実現した」(同社)。プログラム数は38。

photophoto リモコンもデザインも一新。入力やサラウンドプログラムを一括変更できる「シーンボタン」をリモコン中央に4つ備えている

 HDMIは、4系統の入力と1系統の出力を備えた。各社のHDMIリンク機能をサポートしており、東芝、ソニー、パナソニック、三菱電機、シャープ、日立製作所のテレビと組み合わせた場合、テレビ側のリモコン操作でアンプの電源オン/オフや音量調節、入力切り替えなどが可能だ。

photo リアパネル

 AV機器にありがちな“ハードルの高さ”を感じさせない工夫も多く盛りこんだ。例えば、本体のディスプレイは従来比プラス47%という大きな文字を表示。各入力ソースは、ユーザーが自由にリネームできるため、“REGZA”や“PS3”といった分かりやすい表示が可能になっている。

 一方、背面の入出力端子は、映像入力のS映像端子を省略するなど大胆にシンプル化。各端子を入力系統ごとに「AV1」「AUDIO1」など分かりやすくまとめた“テレビスタイル”を採用した。このほか音場を自動設定するYPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)や、フロント2チャンネルだけで擬似的にサラウンド音場を楽しめる「バーチャルシネマDSP」などを搭載している。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。

型番 AX-V465
定格出力 105ワット×5
最大出力 140ワット×5
入力端子 HDMI×4、コンポーネント×2、D4×2、コンポジット×5、アナログ音声×5、光デジタル×2、同軸デジタル×2
出力端子 HDMI×1、コンポーネント×1、D4×1、コンポジット×1
外形寸法 435(幅)×364(奥行き)×152(高さ)ミリ
重量 8.4キログラム

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