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意外と本格派? 「かわいいミシン Ver.2」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第50回(1/2 ページ)

» 2009年04月28日 11時22分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 最近、暖かくなってきたので、ジョギングなどでタオルを使う頻度が増えた。毎日のように洗濯して乾燥機にかけているので、すぐヨレヨレになってしまう。傷んだタオルはどうなるかというと、もちろんぞうきんとして余生を送るわけだが、そのためには裁縫をする必要がある。畳んで縫っておかないと、ビラビラ開いてふきにくいからだ。

photo 「かわいいミシン Ver.2」。本体は糸がセッティングされた状態で出荷される

 別に人に見られるものではないし、わざわざ大きなミシンを取り出してセッティングするのは面倒なので、最近までワタクシは雑巾を手縫いで作ってきた。が、正直言っていちいち手で縫うのもけっこう面倒くさい。そこで購入を思いついたのが、通販でよく見かける小型ミシン。あれなら安いし小さいし、ぞうきんみたいなものを縫うには最適だ。

 購入を決めたのは良いものの、この手の商品はいろいろあって、正直どれを買えばいいのかイマイチよく分からない。そんな中、見つけたのが楽天市場の某ショップで見つけた「かわいいミシン Ver.2」だ。「Ver.2」ということはこのモデルには前バージョンがあり、今回で2世代目ということになる。もしかしたら、前バージョンはそれなりに売れた商品なのかもしれない。レビューの評価も悪くないので、とりあえずこれを買うことにした。お値段は送料込みで2683円。ふつうのミシンに比べるとかなり安価である。この値段なら、仮に失敗してもまあ笑って済ませられるだろう。

ACアダプターが付いて弱点を解消

 そんなわけで、正直あまり期待せずに購入した商品だったが、届いたパッケージを見てその考えを改めた。パッケージの表面には、なんとVer.2になってどんな点が改良されたのかが詳しく書いてあったのだ。

 それによると、これまでは「電池の消耗が早く使いづらかった」「いざ使うとき電池がなく使えなかった」「電池が弱く生地が縫えなかった」という問題点があったそうだが、本バージョンからACアダプター付きとなり、これらの問題が解消されたとのこと。ワタクシもこの連載を始めてからけっこう経つが、こんな風に改良点がパッケージに明記されている商品など初めてである。それだけ真面目に商品の改良に取り組んだということで、これはかなりエライ。

photophoto 本体後の下部にあるACアダプターとフットペダルの接続ジャック(左)。付属のACアダプター(右)

 さっそく中身を取り出してみる。本体はイエローカラーで、サイズは190×210×115ミリ、重さは778グラム。当たり前だが、普通のミシンよりはずっと小さく軽い。本体のほかには、ACアダプターとフットペダルスイッチ、糸巻き用ロングピン、巻き取り用ボビンピン、予備ボビン、予備ミシン針、糸巻き用ガイド、糸通しが付属する。安価ながらも、糸通しが付いているのは立派。これならふだん裁縫をする習慣のない人でも、買ってすぐに使い始められるだろう。

 電源はACアダプターのほか、乾電池も使用可能。使用するのは単三形乾電池が4本だ。しかしパッケージに書いてある通り、電池だとパワーの点でACアダプターを使うよりも劣る。モーター音を聞けば、そのパワーの違いは明らかだ。また、電池だと消耗が激しくすぐにパワーが低下するので、できるだけACアダプターを使ったほうがいいと思う。

photo 電池ケースは底の裏にある。底面には滑り止めのラバーもはられている

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