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アイ・オー、テレビに似合うピアノブラックのメディアプレーヤー「AV-LS500LE」

» 2009年06月03日 11時29分 公開
[ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は6月3日、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player」シリーズの新製品として、ピアノブラック仕上げのエントリーモデル「AV-LS500LE」を発表した。価格は1万3600円。6月下旬に出荷を開始する。

photophoto 光沢のあるピアノブラックボディーを採用した「AV-LS500LE」。HDMI出力を備える

 機能を絞り込み、価格を抑えたシンプルなDLNAクライアント。Windowsファイル共有や、Windows Vistaに標準搭載された「Windows Media Player 11」のサーバ機能にも対応しており、PCやNASに保存した写真や動画、音楽をネットワークを介してテレビで再生できる。再生時には、音楽ファイルを再生しながら写真のスライドショーを実行することが可能。また動画再生機能では、新たに2倍から8倍までのズームインおよび1/2から1/8までのズームアウト、および画面位置の補正機能を搭載した。さらに、USBストレージやWindowsファイル共有機能使用時には、ISOファイルの再生も可能になっている。

 対応フォーマットは、動画がWMV9、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4 ASP、MPEG-4 AVC(H.264)、Motion JPEG、Xvid。音楽ファイルは、WMA9、WMA9 Pro、MPEG Audio、PCM、AAC、Dolby Digital。静止画はJPEGのほか、BMP、PNG、GIF、TIFF。

photophoto 赤外線リモコンが付属する

 4月に発売した上位機種「AV-LS500VX」にもない新機能として、サーチ機能とライブラリ機能が挙げられる。サーチ機能は、USB接続のHDDとネットワーク内のサーバを対象として、キーワード検索が可能。ソフトウェアキーボードを利用し、テレビ画面からネットワーク内のコンテンツを検索できる。ただし、検索ワードに使用する文字は英数に限定されている。

 一方のライブラリ機能は、USBポートに接続したストレージが対象。ジャン別やフォルダ別、日付などのカテゴリーに分類してコンテンツが表示されるため、目的のファイルを容易に探し出せるという。

photophoto 画像のサムネイル表示(左)と検索時に使用するソフトウェアキーボード(右)

 ボディーは、薄型テレビのデザイントレンドに合わせてボディーをピアノブラック仕上げとしたのが特徴。本体サイズは約181(幅)×109(奥行き)×39(高さ)ミリ、約400グラムとコンパクトなため、テレビ台やAVラックの片隅にも設置できる。インタフェースは、HDMI 1.3aが1系統のほか、コンポジットビデオ、光デジタルオーディオ出力など。赤外線リモコンが付属する。

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 なお、AV-LS500VXと比較すると、DTCP-IPやVoD、HDMIリンクといった機能は省かれている。このため、デジタル放送の録画番組をネットワークごしに視聴することはできず、アクトビラ ビデオ・フルなどのVoDにも非対応だ。「多機能化したメディアプレーヤーは一部の人にはとても便利だが、大多数の人には使い方が分からない複雑なものになっている。簡単に使えるシンプルなネットワークプレーヤーで、ホームネットワークのすそ野を広げたい」(同社)。

 同社が想定する主な利用シーンは、本体前面のUSBポートやネットワーク経由でデジカメやカムコーダーで撮影した写真/動画を再生すること。「AVCHDビデオカメラで撮影した動画は、HDDにバックアップした途端、再生のハードルが上がってしまう。しかしLink PlayerにUSB HDDを接続すれば、容易にテレビで楽しめる」と話している。

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