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M1デザインのBD/SACDプレーヤー「UD9004」、マランツからHDMI出力は2系統

» 2009年06月12日 16時22分 公開
[ITmedia]
photo SACD/Blu-ray Discプレーヤー「UD9004」

 マランツコンシューマーマーケティングは6月12日、SACD/Blu-ray Discプレーヤー「UD9004」を発表した。同社製AVアンプと同じ“M1デザイン”を採用したフラグシップ・モデル。57万7500円で7月下旬に発売する。

 BDに加え、SACD、DVDオーディオなど多彩なディスク再生に対応したユニバーサル・プレーヤー。2系統のHDMI出力を備え、オーディオ信号とビデオ信号をそれぞれ独立して出力可能。これにより相互干渉を排除し、音声と映像の信号を高品位に伝送できるという。もちろん、2系統のHDMI出力それぞれで音声と映像を同時に出力することもできる。またビデオ回路にはI/P変換やスケーリング用としてSilicon Optix製の「REALTA」を採用。DVDソフトも高いクオリティーで楽しめるという。

 HDオーディオは、ビットストリーム出力にくわえ、アナログ・デバイセズの32bit DSPを使用したデコード出力に対応。マルチチャンネルのリニアPCM信号をHDMI端子から、あるいはアナログ7.1チャンネル端子で出力できるため、HDオーディオのデコーダーを搭載していないAVアンプなどと組み合わせた場合でもロスレス音声が楽しめる。

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 ボディーは、電源回路とビデオ回路、オーディオ回路をそれぞれ独立させた3BOX構造。シャーシを構成する鋼板に銅メッキをほどこし、高周波ノイズを低減した。さらに、底板には3.2ミリ厚の鋼板を追加して剛性アップ。新開発のメカモジュールをがっちりと支持する仕組みだ。そのメカモジュールは、亜鉛ダイキャストメカニズムケースと2層のスチールトップカバーで構成した堅牢な構造で制振性や静粛性、高い読み出し性能を確保。重心の低い構造として外部からの振動による影響も受けにくいという。

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 アナログオーディオ出力回路には4枚の基板をおごり、音質に配慮したパーツを余裕をもってレイアウト。オリジナルの高速電圧増幅モジュール「HDAM/HDAM-SA2」をハイブリッド使用してノイズやひずみを抑えつつ、ハイスピード化を実現した。

 またこのほかにも、純銅削りだしのインシュレーターや銅メッキシールドケースに封入したオーディオグレードの大容量トロイダルトランス、真ちゅう削りだしのアナログ7.1チャンネル出力端子といった高品位パーツを使用している。

 外形寸法は440(幅)×163.5(高さ)×409(奥行き)ミリ。重量は19.2キログラム。アルミトップリモコンが付属する。

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