ラインアップを一新したiPodシリーズだが、最大の注目はビデオカメラを搭載したiPod nanoだろう。米Appleのイベント会場からお送りしたファーストインプレッションに引き続き、詳細なレビュー記事をお届けする。まずは外観とビデオについてだ。
新iPod nanoのサイズは38.7(幅)×90.7(高さ)×6.2(厚さ)ミリと既存モデルから変更されていないが、液晶は2型(320×240ピクセル)から2.2型(376ピクセル×240ピクセル)へと大型化・高精細化し、ビデオカメラとマイク、スピーカーを新たに搭載した。
カラーは写真のパープルのほか、シルバー/グレー/チャコール/ブルー/グリーン/オレンジ/ピンクのほか、AppleStore限定色としてイエローと(PRODUCT) REDの2色、合計9色が用意される。多色展開は既存モデルでも行われていたが、新型は既存モデルに比べて表面の光沢感を強めている。
なおサイズは既存モデルから変更されていないのでケースをはじめとしたアクセサリーはその多くが流用可能と思われるが、Dockコネクタとイヤフォン出力の位置が既存モデルと新製品とで逆になっている。そのため、Dockコネクタを利用するネックストラップなどは流用できない可能性がある。細かな点だが、気を付けたいところだ。
さて、なんといっても注目なのがビデオカメラの搭載。そのビデオカメラのレンズは本体裏側の左下に用意されている。縦横いずれに構えても問題ないが、iPhoneのように片手で縦に構えると指がレンズをふさいでしまうので、「横向きにして左手で構え、右手で操作する」という撮影スタイルが基本になるだろう。これだけの薄いボディにカメラを収納するため、レンズ位置にも相当の苦労があったとは容易に想像できるが、やはりレンズは縦位置時の上側にあったほうが使いやすいと感じる。
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