リュック・ベッソン製作・脚本による人気アクション・シリーズ3作目「トランスポーター3 アンリミテッド」が1月15日にBlu-ray Disc化。特典はメイキング映像、ストーリーボード解説、ヴィジュアル・エフェクト解説、セット・美術解説、カースタントシーン解説、オリジナル予告などを収録している。
元特殊部隊員で格闘とドライブテクは一流というプロの運び屋フランク(ジェイスン・ステイサム)の家に、旧知のドライバーが謎の女(ナターリア・ルダコワ)を助手席に乗せて突っ込んできた。
そのドライバーは以前フランクが仕事を紹介した運び屋の若者で、彼と女の腕にはブレスレット型爆弾が。2人を助けようとした直後、何者かに殴られて気を失ったフランク。目覚めると、彼の腕にも同じブレスレットがはめられていた。そのブレスレットはフランクの愛車アウディと発信機でつながっていて、車から20メートル離れると赤ランプが点灯し、爆発するという。フランクは女を車に乗せ、依頼人ジョンソン(ロバート・ネッパー)の指示通りに車を走らせるが……。
ステイサムは死のブレスレットをはめられながらも奇跡の反撃に出る。食事制限をして割れまくった腹筋を惜しげもなく披露し、ストリップしながらの大格闘。片輪走行でトラック2台の間をすり抜けるなど、超絶ドライブテクも健在。ほかにも自転車と車のチェイス、走る列車上でのバトルなど多彩なアクションを繰り出すサービス精神に脱帽です。車から離れると木っ端みじんという設定がスパイスとなり、いつも以上にギリギリ感も満載。
監督は前2作のルイ・レテリエから「レッド・サイレン」のオリヴィエ・メガトンにバトンタッチ、アクション監督は前2作に続きコーリー・ユンが担当している。
ドラマ「プリズン・ブレイク」のティーバッグ役のロバート・ネッパー演じる粘着質なワルぶりもキャラ立ちしていてイイ味だしてます。赤毛のヒロイン、ナターリア・ルダコワはベッソンがニューヨークでスカウト(ナンパ)したという素人さん。その魅力が伝わりにくいのが、やや難点。
当たり外れの多いベッソン印のアクション。でも本シリーズはクオリティーが高く、今回もステイサムの筋肉美と豪快なカーアクションを楽しむだけでも十分満足できるはず。
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