画像を送信すると10秒程度ですぐにメールが届く。メール内のアドレスをクリックすると完成イメージが見られるので、その画像でOKならば「このイメージで決定」をクリックすると解答図が表示される。もし気に入らなければ、別の写真を送り直して生成し直すことも可能だ。
なお、受け取った解答図は保存もできるので、一度受け取ればあとは通信機能を使うことなくパズルを楽しめる。このあたりのシステムは案内も分かりやすく、初めて使う者にも優しい。ちなみに説明書の中に、解答図の例として歴史上の偉人や絵画の絵柄が載っている。掲載されているのは、ダ・ヴィンチの「モナリザ」、米国の元大統領のケネディ、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、オバマ大統領、夏目漱石、ベートーベンの6人。試しにこれらの絵柄で遊んでみるのも一興だろう。
あとは解答図の通りにピースを組み立てるだけだが、実はこれがけっこう骨の折れる作業だ。とにかくアイコンの絵柄が動物や乗り物、小物など脈絡がないものばかりなので、いちいち探すのがかなり面倒である。ただ、複雑なことを考えることを仕事にしている人にとっては、このような単純作業はかえって気分転換になっていいかもしれない。
実は今回、ワタクシは猫の写真を送信して絵柄を生成してみた。人間の顔については、説明書に載っている解答図の例をはじめ、ネット上のレビューなどでいくつか例がすでに公開されているので、どうせなら人間以外のもので試してみたかったのだ。結果的には、猫の顔も写真通りにきちんと表現されていてビックリした。
パズルを完成させるまでにかかった時間は、約3時間。慣れればもっと短くて済むかもしれないが、一気に完成させようとするとけっこう疲れる。
組み終わったら少し離れたところから見れば、顔の画像が楽しめるはずだ。パネルに入れてもいいし、同梱されているのりで固めてもいい。ただ、このパズルは何度も遊べるところがミソなので、のりで固めずにいろいろな顔を何度も組み直した方が面白いかもしれない。人の顔だけでなく、好きなアイドルとかアニメキャラの顔などで組んでみても楽しめるだろう。
PCで解答図が得られないことや、組み立てが面倒なことなど、細かい不満はあるものの、これまでにないまったく新しいパズルということで、ぜひオススメだ。パズルのディープなファン以外にも試していただきたい逸品である。
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