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“ズバッ”と参上、ハピネットの「サムライ刀」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第31回(1/2 ページ)

» 2010年01月05日 08時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 チャンバラごっこといえば子ども同士の遊びの定番だが、そんな昔の記憶がよみがえる面白いグッズが発売された。ハピネットの新製品「サムライ刀」である。

photophoto 「斬るは刃にあらず。魂で斬るべし。」と書かれたパッケージ(左)。樹脂製の本体。振り回すときはストラップを忘れずに(右)

 刀の柄(つか)の部分だけをグッズにしたこのオモチャを初めて見たのは、昨年夏に開催された「東京おもちゃショー2009」の会場だ。柄だけで刃は付いていないのに、振り回すだけで“ズバッ”とか“シャーッ”という鋭い音が聞こえて、なんだかものすごいインパクトを感じたのを覚えている。発売は年末と聞いて、首を長くして待っていたのだが、ようやく年の瀬に発売された。もちろん発売当日に手に入れたのはいうまでもない。

 購入したのはヨドバシカメラのマルチメディアAkibaで、価格は税込み1880円。ポイントが付くということもあり、個人的には納得の値段だ。色は赤(紅)、青(蒼)、黒(漆黒)の3種類で、店頭で実際に色を見比べると、赤と青はいかにもオモチャという感じでちょっと安っぽく感じた。結局、購入したのは黒。家に帰ってきてからじっくりと見てみたが、渋い感じで気に入っている。

柄の先端に赤外線センサーを搭載

 パッケージには本体のほか、専用ストラップが同梱(どうこん)されており、まず遊ぶ前にこれを取り付ける必要がある。樹脂製の柄には複雑なパターンが彫られているので滑りにくいが、振り回して遊ぶオモチャだけに、まちがえて周囲に放り投げてしまうことのないようにストラップを腕にしっかり通しておこう。

 電源は単四形乾電池を2本使用する。柄の部分が電池ケースになっており、カバーはネジ止めされている。電池ケースの下部にはスピーカー穴が空いており、ここから刀を振る音やBGMが鳴る。側面には電源スイッチとLEDランプが搭載されており、スイッチを入れるとスピーカーからBGMが流れてLEDが赤く点灯する。あとは振り回して遊ぶだけだ。

photophoto 単四形乾電池を2本使用する(左)。柄の上部には電源スイッチとLEDランプを搭載(右)

 振ったときの音は大きく分けて3種類。なにもないところで振ると“風切り音”、壁や机など、物に向かって振った場合は“つばぜりあい音”または“斬りつけ音”がなる。振った先に物があるかどうかは、柄の先端に搭載された赤外線センサーによって感知する。“つばぜりあい音”と“斬りつけ音”はランダムに発生し、どちらかを選んで鳴らすことはできない。

 選択スイッチをあえて搭載していないところに、このオモチャのこだわりのようなものを感じる。要するに、モードの切り替えなど複雑なことは考えずにとにかく振り回せ、ということなのだろう。

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