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パナソニック、新パネル搭載のプラズマVIERA「G2シリーズ」発光効率4倍

» 2010年01月18日 20時13分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは1月18日、ハイビジョンプラズマテレビ“VIERA”の新製品「G2シリーズ」を発表した。42V型、46V型、50V型の3サイズを2月5日にオープンプライスで発売する予定だ。42V型には3色のカラーバリエーションもそろえた。

photo G2シリーズの50V型、46V型。色はブルーブラックのみ
photo 42V型にはブルーブラック、ディープシルバー、ディープブラウンの3色が用意された

 予備放電なしで発光が可能な新パネル「ブラックパネル」を搭載。蛍光体やセル構造、放電ガスなどを見直し、発光効率を昨年の製品(G1シリーズ)に比べて2倍(2007年モデル比では4倍)に高めた(→関連記事)。これにより、従来機と比較して消費電力を約23〜30%削減しつつ、ネイティブコントラストは500万:1を実現したという。

photo 「ブラックパネル」の概要とロゴマーク

 内部信号処理に関しては、「世界最高レベル」(同社)の最大18bit。さらにプラズマパネルの前面板と一体化させた新開発の「低反射ブラックフィルター」を搭載し、外光の映り込みを抑えながら、内部反射をなくして明るい環境でもくっきりした映像を表示できるという。

 画質自動調整機能も搭載した。センサーで視聴環境を検知し、明るさや黒レベルなどを映像のシーンごとに制御する。さらに環境光の違いによって変化する人間の色温度特性も加味した補正を行い、常に最適な画質設定で視聴できるという。

 HDMI入力は3系統。新たにHDMI 1.4に含まれるARC(オーディオリターンチャンネル)に対応し、テレビ側のチューナーでデジタル放送を視聴する場合にAVアンプと光デジタル接続する必要がなくなる(アンプ側にも対応機器が必要)。なお、同社ではARC対応のラックシアター新製品として、「SC-HTR70-K」(42V型〜50V型)および「SC-HTR50-K」(37V型〜42V型)の2機種を同時に発売する。

photo ARCに対応したラックシアター2種も同時リリース。42V型〜50V型対応の「SC-HTR70-K」は8万5000円前後、37V型〜42V型対応の「SC-HTR50-K」は6万5000円前後で販売される見込み。

 そのほかの仕様は下表の通り。

型番 TH-P50G2 TH-P46G2 TH-P42G2
サイズ 50V型 46V型 42V型
解像度 フルHD(1920×1080ピクセル)
入出力端子 HDMI入力×3、D端子×1、ビデオ入力×3(S映像×1)、モニター出力、D-Sub 15ピン、光デジタル音声出力、LAN端子など
外形寸法(スタンド付き) 1218(幅)×808(高さ)×335(奥行き)ミリ 1132(幅)×761(高さ)×335(奥行き)ミリ 1029(幅)×693(高さ)×308(奥行き)ミリ
重量 約29キログラム 約27キログラム 約23.5キログラム
定格消費電力 398ワット 365ワット 335ワット
年間消費電力量 200kWh/年 160kWh/年 140kWh/年
ボディーカラー ブルーブラック ブルーブラック、ディープシルバー、ディープブラウン
実売想定価格(オープン) 32万円前後 26万円前後 22万円前後
発売日 2月5日

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