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LEDだけじゃない、ソニーが「BRAVIA」新製品3シリーズを発表デザイン一新(1/2 ページ)

» 2010年01月20日 14時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月20日、液晶テレビ「BRAVIA」の新製品として「EX700」「EX500」「EX300」の3シリーズを発表した。昨年の「J5」「V5」ラインに相当するスタンダードモデルという位置づけながら、LEDエッジライトを積極的に採用したほか、自動画質調整機能「おまかせ画質センサー」や映像エンジン「BRAVIA ENGINE 3」、4系統のHDMI入力を全機種に搭載するなど、スペックの底上げを図っている。22V型から52V型まで6サイズをそろえ、計8製品を2月から順次発売する予定だ。

photophoto 「KDL-52EX700」(左)と「KDL-46EX700」(右)。52V型はブラックのみだが、46V型、40V型、32V型にはホワイトも用意した
シリーズ名 EX700 EX500 EX300
画面サイズ 52V型、46V型、40V型、32V型 40V型 32V型、26V型、22V型
画面解像度 フルHD(1920×1080ピクセル) WXGA
バックライト LEDエッジライト CCFLバックライト
映像エンジン BRAVIA ENGINE 3
倍速駆動 Motionflow(倍速) なし
おまかせ画質センサー/人感センサー ○/○ ○/ー ○/ー
アクトビラ・ビデオ・フル
ソニールームリンク(DLNA) ○(MEPG-4 AVC対応)
HDM入力 4系統(HDMI1.3a+InstaPort
USB ○(別売のWi-Fiアダプター対応)
実売想定価格 30万円前後(52V型)、23万円前後(46V型)、17万円前後(40V型)、12万円前後(32V型) 13万円前後 9万円前後(32V型)、8万円前後(26V型)、7万円前後(22V型)
発売日 2月下旬

LEDエッジライト搭載の薄型省エネモデル

 EX700シリーズは、LEDエッジライトシステムを採用した初のスタンダードモデルだ。従来機のV5ラインにくらべ、同じ画面サイズでは約15%の省エネが可能になったという。

 LEDエッジライトシステムの場合、光源となるLEDは液晶の背後ではなく、テレビのフレーム部だけにある。LEDチップから放射された光は、導光板の中で乱反射し、光学シートによって面輝度の均一性を保ちつつ正面に照射される仕組み。LEDバックライトのメリットの1つである部分制御(ローカルディミング)は行えないが、消費電力の低減や白ピークの伸びといった特徴がある。

 また、液晶パネルの背面は導光板と反射板、光学シートだけのシンプルな構成。これにより、EX700シリーズは40V型でも最薄部22ミリを実現した。この薄さを利用したスタイリッシュなデザインも新製品の大きな特徴だ。フレーム部や四角いスタンドには光沢のあるブラックもしくはホワイトを用い、画面の下にはヘアライン加工のアルミ素材をあしらった。デザインコンセプトは“オンオフ”。電源がオフのときは、インテリアにとけ込むスタイルという。

photophoto 「KDL-32EX700」は、32V型フルHDパネルを搭載。倍速駆動やLEDエッジライトなど、スペック的にも大画面サイズに劣らない(左)。リモコンは新デザイン(右)

 付属のリモコンも本体と同じコンセプトによる新デザインを採用した。表面は、親指の動きに配慮してなだらかな弧を描き、背面は乾電池ケースなどのないスッキリしたスタイルだ。さらにユニークなのは、背面にも電源ボタンを装備していること。これは、電源オフ時にはリモコンの背面を表にして置くことを意図しているという。

photophotophoto 背面にも電源ボタンを備えた付属のリモコン。なお、コストダウンを兼ねて従来の無線方式はやめ、赤外線方式に戻している
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