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パナソニック、スリムなポール型ワイヤレスシアターシステムバーチャル7.1ch

» 2010年02月09日 18時51分 公開
[ITmedia]
photo.「SC-ZT2」

 パナソニックは2月9日、3D対応の「VIERA」(ビエラ)や「DIGA」(ディーガ)にマッチするスタイリッシュデザインのワイヤレスシアター「SC-ZT2」を発表した。専用のサラウンドスピーカー「SB-ZT2」とともに4月23日に発売する。価格はオープン。店頭ではシアターシステムが15万円前後、サラウンドスピーカー(2本セット)は10万円前後になる見込みだ。

 コントールボックスと2本のポールスピーカーをセットにしたシアターシステム。ボックスとスピーカーの間は、2.4GHz帯を利用する独自の無線方式を用いてデジタル伝送。スピーカーケーブルがないため、すっきりと配置できる。

 ポール部には幅24ミリのスリムスピーカーを垂直方向に4つ並べ、“線音源”を上下および左右方向へ均一に放射するため、視聴位置が変わっても音質の変化が少ないという。またスピーカーのペース部分には12センチ径のロングストロークウーファーを搭載。下向きの低音が床の反射によって360度に広がる。ポールスピーカーに内装されたアンプの出力は、各チャンネル80ワット。

 コントロールボックスには、小音量時に低音域を聞こえやすく補正する「ウィスパーモード」や独自の「バーチャル7.1chサラウンド」機能を搭載。別売のサラウンドスピーカー「SB-ZT2」を2本まで増設すれば、4本のスピーカーでバーチャル7.1チャンネルをよりリアルに再現できるという。

 コントロールボックスには、3D映像の伝送にも対応したHDMI端子を搭載(入力×2、出力×1)。HDMI CECを利用した「ビエラにリンク」により、テレビのリモコン1つでシアターのサウンドモード切替や音量調節、電源一斉オフといった連携動作が可能だ。なおHDMI端子は、HDMI 1.4の仕様に含まれるARC(オーディオ・リターン・チャンネル)をサポート。対応するテレビ(VIERA VT2、V2、G2、S2、X2シリーズ)と組み合わせた場合、別途光デジタルケーブルを接続する必要がなくなった。

 外形寸法は、コントロールボックスが430(幅)×59(高さ)×262(奥行き)ミリ。重量は約2キログラム。スピーカー部は、290(幅)×1231(高さ)×290(奥行き)ミリ。重量は約3.9キログラム(1本)。

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