ロヴィは4月9日、記者説明会を開いて3月30日に発表したコンテンツ管理ツール「Personal Media Manager」のデモを行った。
同製品はPC上で動作するアプリケーション・ソフトで、音楽・動画・写真といったエンターテイメント系のコンテンツデータを読み込み、同社が保有している詳細なメタデータを付加してくれるほか、DLNAサーバおよびコントローラ機能を使って、DLNAクライアント機器との間でコンテンツを共有するなどの機能を提供する。対応プラットフォームはWindows/Macintosh/Linux。
例えば音楽データを読み込むと、「Lasso」という同社のメディア認識技術を使って楽曲の波形を解析し、ロヴィ本社のサーバにネットワークを介して照会を行い、楽曲を特定する。同社の保有する詳細なメタデータを使って、既存データにない情報を追加することが可能になる。全データの「一括書き換え」/「空欄データのみ書き換え」を選択できる。
写真データの管理では、簡単な編集機能を備えるほか、Google PicasaやFacebookといったソーシャルメディアへドラッグ&ドロップで投稿できる機能も搭載されている。
同製品は、AV製品の付属アプリケーションとして、各メーカー独自のスキンやネーミングを施してユーザーに提供される。現在、各メーカーにレビューを依頼している段階で、製品リリース時期や搭載製品などは明らかにされなかったが、デジタルオーディオ機器やDLNA対応のデジタル家電などにバンドルされていくという。
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