パイオニアは4月20日、7.1チャンネルAVアンプ「VSA-1020」「VSA-920」、およびBlu-ray Discプレーヤーの「BDP-LX53」「BDP-330」を発表した。同社が提供するiPhone/iPod touch用アプリ「iControlAV」(アイコントロールエーブイ、無料)を用い、ホームネットワーク内でリモートコントロールできるユニークな製品。BDプレーヤーは5月下旬から、AVアンプは6月中旬に発売する。
AVアンプの2製品は、エントリークラスの中上位モデルという位置づけ。HDオーディオのフルサポートはもちろん、3D映像の伝送に対応したHDMI 1.4a端子、サラウンド空間に高さ方向の音響効果を与える「Dolby Pro Logic IIz」のサポートなど最新のトレンドを取り込んだ。内蔵アンプはどちらも定格出力105ワットの7チャンネル構成で、HDMI端子の数やジッターリダクションの有無といった違いがある。価格は、VSA-1020が10万8000円、VSA-920は8万4000円。あわせて、iPhoneリモート非対応のエントリーモデル「VSX-820」(4万9800円)もリリースしている。
一方のBDプレーヤーは、「BDP-LX52」後継のミッドレンジモデルとエントリーモデルの2本立て。どちらもBlu-ray 3Dには対応していないが、1080/24p出力対応に加えてPQLSやHDオーディオのデコード機能を搭載。ネットワーク関連では、「YouTube」再生や「RSSリーダー」、そして新たにネットワーク経由のファームアップデートといった機能が盛りこまれた。また、「普及価格帯の中級機」という位置づけのBDP-LX53には、「アーマードシャーシ」と呼ばれる高剛性シャーシや各種高音質パーツが採用されている。価格はBDP-LX53が7万6500円。BDP-330はオープン価格で、店頭では2万5000円前後となる。
「iControlAV」は、iPhoneをAVアンプやBDプレーヤーの無線リモコンとして利用するアプリだ。メインの「CONTROL」画面には、大きなボリュームダイヤルが表示され、“くるくる回す”というタッチパッドならではの直感的な操作で音量調整が行える。AVアンプの入力切替やサラウンドモードの選択、ゾーン選択といった操作も可能。ダイヤルの左下にある「BDP」ボタンを押せばBDプレーヤーの操作画面に移行する。
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