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3Dな「GT5」を体験してきました――好奇心くすぐるソニー「dot park」開幕

» 2010年05月21日 15時20分 公開
[加藤亘,ITmedia]
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 ソニーグループの音楽や映画、ゲームなどのコンテンツが結集した好奇心を刺激する供創イベント「dot park(ドット・パーク)」が開幕した。期間は5月21日〜25日の5日間、六本木ヒルズアリーナで開催される。「dot park」は、ソニーが提唱する“make.believe”が体験できるイベントとして、会場となる六本木ヒルズアリーナでのステージイベントを中心に、毛利庭園やヒルズ2階にあるカフェやウエストウォーク南などの周辺施設でも最新技術の紹介などが行われている。

 初日となった5月21日にはオープニングセレモニーが行われ、ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャーの茂木健一郎氏が登壇。何歳になっても人間の脳に限界はなく、好奇心がある限りさまざまな能力を開発できる可能性があると、イベントの趣旨を説明した。セレモニー終盤には、入場者に配られた3Dメガネを着用し、会場を撮影した中継をその場で3D化したものを上映。「数年前には考えも及ばなかったことが実現している」と茂木氏は、Googleと提携した「Sony Internet TV」にも触れ、昨今の3D映像とともに、その技術に触れることで起きる“変化”を楽しみにしていると語った。

好奇心がなくなるにつれ時間の流れが速く感じるようになると茂木氏。好奇心を常に持つことができれば何歳になっても不可能なことはないと、参加者へ呼びかけた

 期間中の5日間は、最新の3D技術を紹介するとともに、「バイオハザードIV アフターライフ」の監督、ポール・アンダーソン氏を招いてのトークセッションやPS3の技術と未来を語るトークセッション、MISIAと「BBC EARTH」のステージイベント、西野カナさんや元気ロケッツの3Dライブ、ソニー・ミュージックの新進アーティストによる音楽ライブやアートセッションなどが予定されている。

六本木アリーナの特設ステージだけでなく、周辺施設にも好奇心に訴えるメッセージやオブジェが並ぶ

隣接する毛利庭園にはさまざまなドットが隠れている。探すだけでも楽しい

 ヒルサイド2階にある最新の3D技術を体験できるhill cafe/spaceではプレイステーション 3「グランツーリスモ5」の3Dバージョンが参考出展されている。実際に体験してみたが、3Dメガネを着用するとおなじみの国道246号のコースがちゃんと飛び出して見えた。プレイ中コックピット視点に変更してみたが、こちらもちゃんと3D対応しており、ドライバーの腕からハンドル、そして車外の風景と違和感なく立体に感じられた。プレイは1人3分。コースと車種は固定で、5つの選択肢の中から選ぶことになる。こちらはあくまでも参考出展で、現状製品版に反映されるかは未定とのこと。しかし、しっかり作りこまれていることから、実装を期待していいかもしれない。

写真で3Dをお見せすることができないが、ちゃんと3Dになっています。ぜひその眼で確かめてみてください

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