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三菱電機、LED照明事業を強化する「LED営業推進センター」設立

» 2010年06月18日 16時36分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は6月18日、LED照明事業の強化策を発表した。施設用を中心とした新製品開発を加速させるとともに、「LED営業推進センター」を新設して2015年度の事業規模500億円を目指すとした。

 オフィスや店舗、工場、商業施設などに使われる施設用のLED照明器具を重点施策とし、2012年には800機種、2015年には1500機種まで製品ラインアップを拡充する計画だ。

 家庭用のLED電球分野では、提携関係にある独OSRAM社の製品「PARATHOM(パラトン)」シリーズの国内導入を加速させる。同日、発売元となる三菱電機オスラムから2タイプ4形名の新製品発表も行われた(→「三菱電機オスラム、LED電球「PARATHOM(パラトン)」に新製品2モデル」)。

 さらに7月1日に「LED営業推進センター」を新設して、営業体制の強化も行う。同社の幅広い事業領域を生かし、既存顧客の掘り起こしを中心としたLED照明の提案を実施して、大口案件の受注を目指すという。

色温度可変タイプのオフィス用LED照明「erise(イライズ)」発売

 店舗・オフィス用のLED照明「erise(イライズ)」シリーズに追加される新製品「EL-L4004MS AHZ」も発表された。

photo 「EL-L4004MS AHZ」

 昼白色から電球色の範囲で色温度を変更でき、明るさも5〜100%に調光可能な製品だ。24時間営業の店舗などで、昼間と夜間、さらに深夜と時刻によって色温度や照度を変化させるといった使い方が想定される。別売の制御機器を使って、タイムスケジュールを組み込むことも可能だ。

 LED電球特有のまぶしさを軽減する半円乳白色カバーを採用したほか、角を斜めに落とした器具構造により天井へも光を当て、部屋全体に光が回るような工夫も加えてある。光源寿命は、蛍光灯の4倍以上となる5万時間を達成している。

 発売日は6月21日で、希望小売価格は11万円となっている。

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