パナソニックは7月21日、“3D VIERA”の追加モデルとして、Blu-ray DiscドライブとHDDを内蔵した「RT2Bシリーズ」2機種を発表した。「世界初の3D対応オールインワンテレビ」(同社)として、42V型と46V型の2機種を8月27日に発売する。価格はオープンプライス。店頭では42V型「TH-P42RT2B」が39万円前後、46V型「TH-P46RT2B」が44万円前後になる見込みだ。
RT2Bシリーズは、先に発売された3Dテレビ「VT2シリーズ」と、録画テレビの「R2Bシリーズ」を組み合わせたような仕様だ。残光の短い蛍光体や高速パネル駆動技術を採用した3D対応の「フル・ブラックパネル」を搭載し、液晶シャッターメガネを同期させてフレームシーケンシャル方式の3D立体視を実現する。コントラスト比は、VT2シリーズと同じ500万:1。
録画機能では、500Gバイトの内蔵HDDとスロットインタイプの書き換え型Blu-ray Discドライブを搭載。同社のBDレコーダー“DIGA”の春モデルと同世代の“ユニフィエ”を搭載し、Blu-ray 3Dの再生からMPEG-4 AVCによる長時間録画も可能になっている。もちろん、デジタル3波チューナーを2基備えているため、2番組同時録画も可能だ。
長時間録画モードは、R2Bシリーズと同じ2種類。ビットレートを約6Mbpsにする「長時間モード1」と約3Mbpsの「長時間モード2」が用意されている。内蔵HDDには長時間モード1で約182時間、長時間モード2では約364時間の録画が可能だ。
従来モデルにない特長としては、2D-3D変換機能が挙げられる。放送番組やBD/DVDの2D映像から疑似的に3D表示するというもの。画面全体の情報を1画素単位でピックアップし、まず映像シーンに適した奥行き感を設定した後、明るさや色などの映像情報をもとに細かい奥行き情報を生成するという。細かいアルゴリズムは非公開ながら、パナソニックでは色を中心に疑似3D化する方法を採用したという。
また、SDカードに記録した2Dのビデオカメラ映像や、デジカメで撮影した静止画も3D化できる点も特長。動画も静止画も、操作は「らくらくアイコン」に追加された「3D変換」を選ぶだけ。立体感の強さは3段階で調節が可能だ。
ネットワーク関連機能も充実。DLNAの「お部屋ジャンプリンク」のクライアント機能をはじめ、動画配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」「YouTube」、ビデオ通話「Skype」などをサポートする。別売の無線LANアダプター「DY-WL10-K」を利用してワイヤレス化することもできる。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | TH-P42RT2B | TH-P46RT2B |
---|---|---|
画面サイズ | 42V型(フルHD) | 46V型(フルHD) |
内蔵HDD | 500Gバイト | |
BDドライブ | ○ | |
HDMI入力 | 3 | |
そのほか入出力端子 | D4端子×1、ビデオ入力×3(S2端子×1)、ミニD-Sub 15ピン、光デジタル音声出力、ヘッドフォン/イヤフォン端子、LAN端子 | |
本体サイズ(スタンドあり) | 1035(幅)×695(高さ)×308(奥行き)ミリ | 1138(幅)×763(高さ)×335(奥行き)ミリ |
重量(スタンドあり) | 約27キログラム | 約30.5キログラム |
実売想定価格 | 39万円前後 | 44万円前後 |
発売日 | 8月27日 | |
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