　X2シリーズでは、新たにユーザーの好みに合わせて録画する曜日や時間帯、チャンネルなどを細かく設定できるようになり、HDDを効率的に使用できる。例えば4チャンネルの録画なら最大51時間の録画が可能だ。なお、X2/XE2ともにUSB HDDを同時に8台まで接続できるようになったが、タイムシフトマシン2用のストレージとしては使えない。

過去番組表（左）と「ローミングナビ」（右）

　リモコンには「始めにジャンプ」ボタンを用意。テレビを付けたときに放送していた番組が面白そうだったら、ワンタッチで最初から視聴できる。「55X1のときにもチャプターボタンで同じことができたが、気付かない方も多く、専用ボタンを設けることにした」。また方向ボタン左側の「＜＜」ボタンを押すと30秒前にさかのぼる「ちょっとバック」機能も採用。春モデル（Z1シリーズ）から採用された「マジックチャプター」や「おまかせプレイ」にも対応している。

放送中の番組。「始めにジャンプボタン」で最初から再生される（左）。外付けのUSB HDDは最大8台まで同時接続できるようになった（右）

　このほか、同社製レコーダーでお馴染みの「おすすめサービス」やDLNA、ネットワーク経由で録画番組を“レグザブルーレイ”にダビングできる「レグザリンク・ダビング」などネットワーク関連機能も充実。「スカパー！HD」番組を録画したレグザブルーレイが同一ネットワークにあれば、テレビ単体（手元にスカパー！HDチューナーがない状態）でも再生できる機能も新しい。なお、おすすめサービスおよびスカパー！HD録画番組のLAN再生については、発売後にファームウェアアップデートにより対応する予定だ（2010年12月予定）。

ブロードバンドサービス一覧。このうち「アクトビラ」「ひかりTV」は3Dコンテンツも提供している

　そのほかの主な仕様は下表の通り。


型番	55X2	55XE2	46XE2
画面サイズ	55V型	55V型	46V型
3D対応	○（3Dグラス1個付属）
バックライト	直下型LED（エリア制御あり）	エッジ型LED
チューナー構成	地上デジタル×11、BS/110度CS×2
内蔵HDD	3Tバイト（USB HDDも最大8台まで接続可能）
入力端子	モニター部：HDMI×1、チューナー接続用HDMI入力×1、D5×1、コンポジット×1 チューナー部：HDMI入力×5、モニター接続用HDMI出力、D5、S2、コンポジット×3、光デジタル音声、HDMIアナログ音声入力、USB×3（うち2つは録画専用）、LAN
外形寸法	1292×355×916ミリ	19.2×355×916ミリ	1100×288×793ミリ
実売想定価格	100万円前後	70万円前後	60万円前後
発売時期	10月下旬	10月上旬