アップルから発表された新型「iPod touch」はデザインこそ一見すると既存モデルより大きな変更を経ていないが、カメラの搭載を始めA4プロセッサの搭載など、さまざまな改良が行われている。新型iPod touchを写真と動画で紹介する。
ディスプレイはサイズこそ既存モデルと同じ3.5型だが、“Retina”ディスプレイとなり、解像度は480×320ピクセルから960×640ピクセルへと向上した。ボディサイズは58.9(幅)×111(奥行き)×7.2(厚さ)ミリ/約101グラムと、カメラを搭載しながら、既存モデル(61.8×111×8.5/約111グラム)から小型軽量化を果たしている。
iPod touchとしてはシリーズ初となるカメラは、iPhoneと同様に背面と前面に搭載。撮像素子のサイズや画素数など詳細なスペックは公開されていないが、背面カメラでは720pのハイビジョン動画撮影が、前面カメラではVGA(640×480ピクセル)の動画を撮影できる。両カメラとももちろん静止画の撮影も行える。なお、iOS 4.1で提供されるダイナミックレンジ拡大機能「HDR」はiPod touchのカメラでは利用できない。
カメラ機能の使い勝手はiPhoneとほぼ同等で、「カメラ」アイコンをタップすると機能が立ち上がる。LEDライトを搭載していないため、撮影時の画面左上にフラッシュのアイコンが表示されない以外はほぼ同じ画面構成となっている。右上のアイコンでイン/アウトカメラを、右下のスライドバーで静止画/動画を切り替える。下のカメラアイコンを押すと静止画もしくは動画の撮影となる。
そのほかの機能を既存モデルに比べると、無線LANがIEEE802.11b/gからb/g /n対応(nは2.4GHzのみ)になり、再生時間も音楽が30時間から40時間、ビデオが6時間から7時間へと駆動時間も延長されている。
iPod touchは8G/32G/64Gバイトとメモリ容量の異なる3機種が用意され、Apple Storeでの販売価格は、8Gバイト版が2万900円、32Gバイト版は2万7800円、64Gバイト版は3万6800円となっている。
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