ITmedia NEWS >

スカパー!HD、2番組同時録画対応のHDD内蔵チューナーを提供ダブルチューナー搭載

» 2010年09月14日 12時00分 公開
[ITmedia]

 スカパー!JSATは9月13日、スカパー!HD対応のDVR(録画機能付きチューナー)「TZ-WR320P」を発表した。販売およびレンタルの受付を11月22日に開始する予定だ。販売価格は3万2800円。レンタルの場合は月額945円となる。

photophoto 「TZ-WR320P」。製造はパナソニックが担当する

 スカパー!HDでは、専用チューナーと外部録画機器をLAN接続して録画する「スカパー!HD録画」を提供しているが、今回のVDRは内蔵チューナー受信した番組を内蔵HDDにそのまま録画できるのが特長。HDD容量は320Gバイトで、約73時間のハイビジョン録画が可能だ。

photo リモコン

 またスカパー!初となる2番組の同時録画をサポート。2ルームアンテナもしくはマルチ衛星アンテナ(スカパー!チューナー用に出力端子を2つ搭載したアンテナ)があれば、スカパー!HDの2チャンネルを同時に録画できる。2番組同時録画中も追いかけ再生にも対応する。

 スカパー!HD録画のチューナーとして動作させることも可能だ。例えば、内蔵HDD容量が少なくなった場合、スカパー!HD録画対応のレコーダーとLAN接続すれば、レコーダーを外部ストレージとして録画できる。番組ごとに録画先を指定することも可能だ。

 パナソニック製レコーダーと同じ機能も搭載した。例えば、番組表を検索して同一タイトルを毎回録画する「探して毎回録画機能」(シリーズ録画)や、登録したキーワードに合致する番組を自動録画する「お好み自動録画」を搭載。好みのチャンネルだけを集めた番組表やチャンネル単位の1週間番組表など、多彩な番組表示が行える。

 3D放送に対応した機能も特長の1つ。スカパー!HDで放送中の3D専門チャンネル「スカチャン3D 169」の番組視聴時には、TZ-WR320Pから3D対応テレビに対して3Dモードの切換を指示したり、3D対応のOSD(メニュー)表示機能を利用できる。メニューが立体的になるわけではないが、テレビ側は3Dモードでも違和感なくメニュー操作が可能になるという。

 出力端子は、HDMI、D4映像、コンポジット×2、光デジタル音声など。SDカードスロット(SDXCメモリーカード対応)やIrシステム端子も備えた。外形寸法は、360(幅)×59(高さ)×258(奥行き)ミリ、重量は約2キログラム。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.