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シャープ、“AQUOSクアトロン 3D”にBDレコ搭載のLBシリーズBDXL/外付けHDDも

» 2010年09月30日 16時02分 公開
[上島康夫,ITmedia]

 シャープは9月30日、3D対応ハイビジョン液晶テレビの新製品「LC-52LB3」および「LC-46LB3」を11月15日に発売すると発表した。AQUOSクアトロンとしては、LV、LX、XFシリーズに続く第4弾となり、BDXL規格対応のBlu-ray Discレコーダーを搭載した“3Dオールインワン”モデルと位置付けられる。価格はオープン。店頭では52V型が50万円前後、46V型が42万円前後になる見込み。

photo 「LC-52LB3」(左)、「LC-46LB3」

 4原色技術を搭載したAQUOSクアトロンの特徴を生かして、従来の3原色では表現しきれなかった黄金色の鮮やかさを引き上げるのにくわえ、エメラルドグリーンの海などのシアン系色域の表現力も上がっている。さらに、3D映像ではUV2A技術やFREED技術により、明るくクロストークの少ない立体映像を表示できる。

 通常の2D映像を3D映像にワンタッチで切り替えられる「2D→3D変換機能」を搭載したほか、3Dメガネに「3D→2D変換」機能を搭載し、3Dの明るさをリモコンからワンタッチで切り替えられる「3D明るさアップ」機能も搭載している。

 一体型のBlu-ray DiscレコーダーはBDXL規格に対応、フルハイビジョン番組を約10倍の長時間モードで録画できる。BDディスク1枚に約87時間を録画可能となった。トランスコーダーもリファインした。圧縮時に発生するブロックノイズを消去すると画面全体がボケてしまうが、失われたシャープネスを復活させる「録画倍率連動機能」といったノイズ低減処理を新たに追加している。

photophotophoto

 さらに一体型モデルの利点を生かして、再生するBDメディアに記録されたディスクの種類や録画状態(長時間モード)、番組ジャンルをテレビ側が自動的に判別し、最適な画像処理を施す「クアトロン純モード」を新たに採用した。

 ディスクを挿入するとすぐに再生を開始する「一発再生」や、テレビのリモコンだけでレコーダーの操作を行えるなどの使いやすさも考慮されている。3D撮影可能なデジタルカメラで撮影した3D静止画像をIrSS(片方向赤外線通信)ワイヤレス通信で受信して再生したり、「ひかりTV」のビデオサービスをインターネット経由で視聴できるなど、多くのコンテンツを楽しめる機能も充実させた。

 USBハードディスクを接続して番組録画できるほか、USB無線LANアダプタ対応、ホームネットワーク機能、携帯電話とのファミリンク連携など、周辺機器との連係機能も盛り込んだ。

 主な仕様は次のとおり。

型名 LC-52LB3 LC-46LB3
画面サイズ 52V型 46V型
使用光源 LED直下型
チューナー 地上/BS/110度CS
接続端子 HDMI入力×3、D5入力×2、S2映像入力×1、ビデオ入力×3、USB端子×1、LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)×1、i.LINK(TS入力)端子×1、BD-LIVE専用LAN端子×1、BD-LIVE専用外部メモリ×1など
本体サイズ(スタンド込み) 1257(幅)×300(奥行き)×821(高さ)ミリ 1121(幅)×300(奥行き)×746(高さ)ミリ
実売想定価格 50万円前後 42万円前後
発売日 11月15日

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