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自分へのご褒美に、1万円前後で買えるオーバーヘッド型ヘッドフォンを一気レビュープレゼントにも(1/8 ページ)

» 2010年12月23日 00時16分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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 世の中の景気動向はまだまだ予断を許さないが、この冬はちょっとだけ一息つけそうな雰囲気になってきた。冬のボーナスは希望通りとはいかないまでも、それなりに手に入れ、いまは何に使おうか、それとも貯蓄にまわそうか悩んでいる時期だと思う。

 そこで、1年間頑張った自分へのご褒美として、いつもより上質なヘッドフォンを買ってみてはいかがだろう。普段は「音が出ていれば何でもイイ」という人も、良い音のする、またはスタイルの気に入った本格ヘッドフォンを手にすることで、今まで以上に音楽を楽しめると同時に、「ああ2010年は頑張って働いてこれ買ったんだ」と自分の努力を振り返りつつ、新たなモチベーションを高めてくれる記念の品となってくれるはず。そんな逸品を手に入れてはいかがだろう。


 音楽は、時に心をリラックスさせてくれるし、時には気分を高めてくれる。良い音、自分の好きな音であればその効果は数倍に跳ね上がるので、人生がさらに楽しくなること請け合い。また実際問題として、高価なヘッドフォンは頑丈にできているうえ、使う側も大切に扱うようになるため、5年10年と自然と寿命も長くなる。結果として、低価格ヘッドフォンを頻繁に買い換えて使うのとコスト的に大差なかったりする。

 ぜひともこの冬は、自分へのご褒美としてちょっと豪華なヘッドフォンを手に入れ、さらに楽しい音楽ライフを送ってほしい。ということで、今回はこの秋冬に登場した新製品を中心に、実際にサウンドをチェックしたお勧めモデルを紹介しよう。

リファレンスとして利用したAKGの「Q701」

 なお今回の試聴には、リファレンスとしてAKGの「Q701」(実売6万円超の高級機)を使用した。こちらはクインシー・ジョーンズとのコラボレートによって誕生したモデルで、「K701」をベースとしながらも、随所にオリジナルのカスタムが施されている。カラーバリエーションも3色が用意されている点は嬉しい。

 サウンド傾向は、超高解像かつ超ワイドレンジの優れた特性を持ち、すぐ近くにミュージシャンがいるかのような生々しい演奏を再現してくれる。帯域バランスは、低域の量感こそ控えめなものの基本フラット。それでいながらクールにはならず、音楽の熱気をより強く伝えてくれる優秀機だ。こちらをフルマークと考え、各モデルを相対的に評価している。

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