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自分へのご褒美に、1万円前後で買えるオーバーヘッド型ヘッドフォンを一気レビュープレゼントにも(3/8 ページ)

» 2010年12月23日 00時16分 公開
[野村ケンジ,ITmedia]
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名門スピーカーメーカーの挑戦、クリプシュ「Image ONE」

 Image ONEは、クリプシュとしては初となるオーバーヘッド型ヘッドフォンである。オンイヤータイプながら音質を重視して直径40ミリのドライバーを採用するほか、ブラックレザーとクロームのコントラストが映えるフランジ部は、音質とともに装着性も考慮された、大柄なタイプがチョイスされている。

クリプシュ「Image ONE」

 フランジは90度回転し、専用ケースにコンパクトに収納することができる。またアップル製品対応の3ボタンリモコンマイクも搭載。iPodの操作だけでなく、iPhone使用時にはハンズフリーとしても活躍する。

ユーザビリティー

 ヘッドバンドの位置や耳の角度を充分に吟味したのだろう、装着感はなかなか快適だ。イヤーパッドは表皮の肌触りもやわらかで、低反発フォームとも相まってか圧迫感は比較的押さえられている。音漏れに関してはほとんど感じない。これだったら屋外での使用もまず問題ないだろう。

 装着性を重視したためか、折りたたみ時(フランジ部を回転して平らに状態)は軽い角度をもつ“く”の字状態になる。そのため剥き出しで鞄にしまうのは多少抵抗があるものの、そのために専用ケースが付属するので問題はない。


サウンドの特長

 クリプシュらしいストレートで素朴なサウンドを基調としつつ、低音のボリューム感をいくらか増して迫力をエフェクトした印象の音色傾向を持つ。典型的なアメリカンサウンドといってもいいだろう。ヒップホップやR&Bなどにはベストマッチで、グルーブ感の高いノリノリのサウンドが楽しめる。ロックも相性は悪くないが、曲によってはエレキベースやアコースティックギターの胴鳴りが存在を主張しすぎてしまう。いっぽうの高域は明瞭で、特に女性ボーカルが印象的。情感高く切々と歌い上げてる様子がよく伝わってくる。

音質評価項目  
解像度 (粗い○−−−−きめ細かい)
帯域幅 (ナロー−○−−−ワイド)
帯域バランス (低域重視○−−−−フラット)
音色傾向 (ウォーム○−−−−クール)

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