3D表示時はSXRDを240Hz駆動とし、画面の描き出しを早めてクロストーク(二重増)を抑える。ただし、クロストークの抑制と画面の明るさは二律背反となるため、メニューの「3Dブライトネス」でユーザーが調整できるようにした。なお、2D→3D変換機能や3Dの深さ調整といった機能は備えていない。
アクティブシャッターメガネは、同社製3Dテレビ“REAL”MDR1シリーズと同じものを使用できるほか、別売オプションとして「EY-3DGLLC1-PJ」(オープン、実売1万3000円前後)を同時に発売する。またエミッター「EY-3DEMT1」(オープン、実売9900円前後)も用意。プロジェクターと接続するケーブルが1メートルのものにくわえ、大画面視聴を前提とした15メートルのものも用意するという。
一方、2D表示でも120Hz駆動が可能になっている。新たに毎秒24コマのフィルム素材(映画ソフト)に対応するFRC(フレームレートコンバーター)を搭載したことで、映画特有のカタカタ感を残した再生が可能になっている(シネマモード時)。一方、テレビ放送のビデオ素材(60Hz)に適した「ビデオモード」では、縦横斜め全方向の動きに対して動画ボケを抑え、滑らかに再現する。
また、SXRDに新開発の光学補償板を組み合わせてコントラスト性能を向上。可変アイリスなしで約2万:1、可変アイリス閉時には最大で12万:1相当を実現している。カラーマネジメント機能は、R、G、B、C、Mをそれぞれ独立して調整が可能だ。
光源は230ワットの高圧水銀ランプ。光学レンズは、ED(超低分散)レンズを含む6群17枚で、1.8倍の電動ズームや上下100%/左右45%の電動レンズシフトを搭載するなど、設置性にも配慮した。
入力端子は、2系統のHDMI入力(3D、Deep Color)にくわえ、コンポーネントとコンポジット、S端子、アナログRGBを各1系統装備。外形寸法は、482×215×530ミリ(脚部収納時)。重量は約14.5キログラムとなっている。
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