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ダイソン、コードレスクリーナーの新モデルを発表モーターに秘密あり

» 2011年01月21日 16時26分 公開
[ITmedia]
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 ダイソンは1月21日、コードレスクリーナーの新製品、「ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロア」「DC34 モーターヘッド」を2月14日に発売すると発表した。なお、オンライン限定モデル「DC34」は1月21日より販売開始した。同社のオンラインストア価格は、DC35が4万9800円、DC34が3万4000円、DC34オンラインストア限定モデルが3万2000円となっている。

photophoto 「ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロア」(左)、「DC34 モーターヘッド」(右上)、「DC34 オンライン限定モデル」

 コードレスであっても強い吸引力と長い連続使用時間を両立させるべく、デジタル方式のモーターを自社開発した。いわゆる“レアアース”のひとつであるネオジム磁石を部材に使用したことにより、軽量かつ小型でエネルギー効率の高い「ダイソンデジタルモーター」が生まれた。これに22.2Vのリチウムイオン電池を組み合わせ、最大15分間の連続使用を達成した。

 遠心分離によりゴミやホコリを除去する「ルートサイクロンテクノロジー」は、本製品にも搭載される。フィルターや紙パックを使用しない構造のため、使用中にフィルターが目詰まりを起こして吸引力が減衰することはない。また、昨年9月に発表されたカーボンファイバーブラシをモーターヘッドに採用している(→「ダイソン、サイクロン式掃除機の新モデル「DC26」を発売」)。

 フロアタイプのDC35は、軽量化を図ったアルミニウムパイプを採用して重量2.2キログラムに抑えた。パイプを取り外して、ハンディタイプとしての使用も可能だ。カーボンファイバーブラシを搭載したモーターヘッドに加え、ミニモーターヘッド、隙間ノズル、コンビネーションノズルも付属する。

 DC35用の壁掛け収納ブランケットは、ワンタッチで本体を縦位置に固定できる構造だ。収納スペースを必要とせず、いつでも簡単にクリーナーを使用できるうえ、バッテリー充電も同時に行える。

 ハンディタイプのDC34は、カーペットにからみついたペットの毛やクルマのシートに付着した汚れを吸引できる、密閉性の高いミニモーターヘッドを標準装備するほか、コンビネーションノズルと隙間ノズルが付属する。ダイソンデジタルモーターやルートサイクロンテクノロジーといった基本性能はDC35と変わらない。

 両製品とも、充電時間は約3.5時間。2つのパワーモードがあり、最大15分間(モーターヘッド使用時は13分間)の連続使用が可能な通常モードに加え、約6分間連続使用できる「強モード」も用意された。

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