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失敗しないLED電球の選び方(4) シャープ“ELM”「DL-LA42L」節電体質の家にしよう(1/2 ページ)

» 2011年04月04日 12時22分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 一般家庭用のLED電球が普及し始めたのはここ数年の出来事だが、そのきっかけの1つが2009年7月にシャープが新規参入したことだと言われている。それまでの製品よりも大幅に安い価格を引っ提げて現れたシャープの“ELM”(エルム)シリーズは、その後も着実に進化を続けている。

 今回紹介する「DL-LA42L」は、そんなシャープの現行最新モデルだ。シャープのLED電球は調光器具対応モデルや調色・調光モデル、ボール電球タイプなど幅広い種類がそろっているが、DL-LA42Lは調光器具に対応していないスタンダードなタイプである。


今回の特集で取り上げたLED電球一覧(電球色、7〜9ワットクラス) 消費電力 全光束 購入時の価格
NECライティング“LIFELED'S”「LDA8L」 7.5ワット 405ルーメン 1780円
三菱電機オスラム“PARATHOM”「LDA7L-H」 6.9ワット 405ルーメン 1980円
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7LA1」 6.9ワット 450ルーメン 2380円
シャープ“ELM”「DL-LA42L」 7.8ワット 485ルーメン 2380円
日立アプライアンス「LDA7LA」 7.3ワット 350ルーメン 2380円
東芝ライテック“E-CORE”「LDA7L」 7.2ワット 485ルーメン 2380円
パナソニック“EVERLEDS”「LDA7L-G」 7.2ワット 390ルーメン 3480円
シャープ“ELM”「DL-LA62L」 9.8ワット 610ルーメン 4380円
東芝ライテック“E-CORE”「LDA9L」 9.4ワット 650ルーメン 4480円
パナソニック“EVERLEDS”LDA9L-H」 9.2ワット 650ルーメン 4480円
まとめ:シチュエーション別、LED電球“使える”ランキング

全光束が明るめのスタンダードクラス

 シャープのLED電球はスタンダードタイプが3種類に分かれている。DL-LA42Lはラインアップの中間に位置する製品で、消費電力は7.8ワット、全光束が485ルーメンというスペックだ。ちなみに下位クラスの「DL-LA32L」は7.5ワットで全光束が380ルーメンとなっており、それに比べるとわずか0.3ワットの電力の差で105ルーメンも明るさが増している。店頭価格もDL-LA32Lが1980円だったのに対して、DL-LA42Lは2380円と400円の差で、消費電力を考えるとDL-LA42Lのほうがお得感が高い(購入時の店頭価格)。

シャープの“ELM”(エルム)「DL-LA42L」。シャープ独特の白い放熱フィンが特徴的で、白熱灯と比べると一回り大きい

 サイズは60(外径)×109(全長)ミリとLED電球としては標準的な大きさだが、重さは85グラムと軽量な部類に入る。デザインについてはシャープ独特の白い放熱フィンが特徴的だ。

 パッケージを見ると全光束が「電球40ワット形相当」と表記されており、同時に白熱電球との光の広がり方の違いも説明している。「LED電球は直下の明るさに優れています」という注意書きも入っているので分かりやすい。密閉型器具や調光器具には非対応せず、設計寿命は4万時間となっている。

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