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失敗しない小型LED電球の選び方(1) 東芝ライテック「LDA4L-E17」節電体質の家にしよう、E17口金編(1/2 ページ)

» 2011年05月24日 00時05分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 前回まではもっとも一般的なE26口金に対応したLED電球を紹介してきたが、今回からはE17口金に対応したミニタイプの電球を紹介していこう。第1回となる今回は、東芝ライテックの“E-CORE”「LDA4L-E17」を取り上げる。同製品は全光束250ルーメンと今回紹介するミニタイプの電球の中ではもっとも光量が少ないが、密閉形器具に対応しているというメリットもある。

E17口金の白熱電球とLED電球、レフランプ。宅内ではサブ的な用途に使われることが多い(左)。最も一般的なE26口金とE17口金の比較。一回り小さい方がE17口金だ(右)

今回の特集で取り上げたE17口金LED電球

メーカー/製品名 消費電力 全光束 購入時の価格
東芝ライテック“E-CORE”「LDA4L-E17」 4.3ワット 250ルーメン 1980円
三菱電機オスラム“PARATHON”「LDA5L-H-E17」 4.5ワット 260ルーメン 2180円
日立アプライアンス「LDA7L-E17」 7ワット 360ルーメン 3680円
パナソニック“EVERLEDS”「LDA6L-E17」 6ワット 390ルーメン 2980円
シャープ“ELM”「DL-JA42L」 5.2ワット 400ルーメン 3580円
東芝ライテック“E-CORE”「LDA5L-E17」 5.4ワット 410ルーメン 3580円
まとめ:シチュエーション別ランキング      
※製品名をクリックすると過去記事を参照できます

密閉形器具に対応した低価格タイプ

 LDA4L-E17のサイズは35(直径)×67(長さ)ミリで、放熱フィンのないすっきりした形状となっている。白熱電球とよく似たフォルムをしているので、これなら白熱電球からリプレースしても違和感なく使用できるだろう。質量は40グラムだ。

東芝ライテック“E-CORE”「LDA4L-E17」とパッケージ。本体はフィンレスですっきりとしたデザインだ

 消費電力は4.3ワットと、今回紹介するミニタイプの電球の中では最も低い。また、密閉形器具に対応しており、密閉形のダウンライトなどシチュエーションを問わない使い方をできる。定格寿命は4万時間と、E26口金の製品と変わらない。例えば東芝ライテック製のミニクリプトン白熱電球は寿命が2000時間なので、その20倍相当となる。

 後日紹介する予定の上位モデル「LDA5Lシリーズ」(5ワットクラス)には“明るさ重視タイプ”の「LDA5L-E17」と“光が広がるタイプ”の「LDA5N-WE17」の2タイプに分かれているが、今回の「LDA4Lシリーズ」にはそのような区分けはない。また、LDA5L-E17のパッケージには演色評価数が記載されているが、LDA4L-E17では省かれているなど、ちょっとした違いもある。

 なお、今回紹介するE17口金のLED電球の中で、LDA4L-E17は唯一、1980円(ヨドバシカメラマルチメディアAkiba調べ)と2000円を切る価格となっていた。明るさよりも価格の安さを重視したい人には有力な選択肢となるだろう。

サブライトとしての明るさは十分

 それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回の特集では、洗面所・リビング(和室)・スポットライトによる間接照明(洋室)の3パターンで、それぞれさまざまなタイプの白熱灯と比較した。

洗面所のE17口金ダウンライト(左)。和室での撮影に使用した木製スタンド(中)、洋室での撮影に使用したクリップライト(右)

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