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日立マクセル、内蔵HDD・ダブルチューナー搭載のiVレコーダーを発表Woooみたい? 

» 2011年05月24日 22時59分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
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 日立マクセルは5月24日、iV HDDレコーダー「VDR-R2000」を発表、6月25日より発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万円前後だ。

photophoto VDR-R2000とその背面

 2009年の年末に登場した従来機種の「VDR-R1000」はシンプルな構成だったが、VDR-R2000は最新の録画テレビにも匹敵する機能を持っている。3波(地上/BS/CS110度)デジタルチューナーを2つ内蔵したことで、デジタル放送2番組同時録画が可能となった。また、H.264/MPEG-4 AVCによるトランスコードに対応し、ハイビジョン解像度を保ちながら2〜8倍(SD画質なら最長24倍)の長時間録画が可能となっている。250Gバイトの内蔵HDDなら最長200時間の録画をすることができる。ただし、2番組同時録画の際は、長時間録画できるのは片方となる。

photophoto 前面パネルを開けるとiVDRスロットが現れる(写真=左)。iVDRは250G/500Gバイトモデルがある(写真=右)
photophoto リモコン(写真=左)。長時間録画が可能となった。写真では4倍(写真=右)

 さまざまな番組検索機能も新しい。リモコンの「さがす」ボタンを押すだけで、録画履歴からユーザーの好みだと思われる番組をレコメンドしてくれる「おすすめ番組」や、1カ月先の番組の中で放送局のおすすめを教えてくれる「Gガイド注目番組」、出演者の名前や番組ジャンル、自分で設定したキーワードに沿った番組を自動録画する「キーワード自動録画」といった機能を利用できる。

photophoto 2番組同時の録画が可能(写真=左)。機器が番組のレコメンドを行う(写真=右)
photophoto 出演者による番組検索(写真=左)、録画番組管理画面。右のリストの中で青色は自動で録画された番組、白色がユーザーが指定して録画した番組を示す(写真=右)

 また、VDR-R2000はDLNA、DTCP-IPに対応。日立“Wooo”シリーズと同様、サーバ/クライアントの両方の機能を持っている。このため、家庭内の対応TVやPCから録画した番組をネットワーク経由で視聴したり、逆に他のレコーダーで録画した番組をVDR-R2000で視聴することもできる。またVDR-R2000に録画した番組(内蔵HDDとiVDRを問わず)を対応レコーダーにネットワークダビングし、Blu-ray Discメディアに残すことも可能(対応するBDレコーダーはパナソニック製の一部機種)。また、NASにダビング(ムーブ)しておけば、ほかのDTCP-IP対応機器と録画番組を共有できる。

 その他の機能としては「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」などの動画配信サービスへのアクセス、HDMIリンクを用いたテレビとの連動機能もサポート。SDメモリーカードを直接差し込み、中の写真や映像を再生することもできるようになっている。

photo 製品発表会であいさつする松岡氏

 同日行われた製品発表会において、商品開発本部本部長の松岡氏は「VDR-R1000はエントリーモデルとしてアナログTVやWoooを持っているようなエントリー層に訴求してきたが、今回のモデルはヘビーユーザーまで含めたHDDレコーダーを使う幅広い層に満足してもらえるような商品を目指した」と述べた。

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