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失敗しない小型LED電球の選び方(4)パナソニック「LDA6L-E17」節電体質の家にしよう、E17口金編(1/2 ページ)

» 2011年06月02日 17時38分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 パナソニックのLED電球はE26口金タイプの特集でもいくつか紹介してきたが、価格帯にかかわらず、ほとんどの製品が密閉形器具に対応している。この特長はE17口金タイプでも同じで、やはり密閉形器具での使用が可能だ。

パナソニック“EVERLEDS”シリーズの「LDA6L-E17」。フィンレスですっきりとしたデザインだ

今回の特集で取り上げたE17口金LED電球

メーカー/製品名 消費電力 全光束 購入時の価格
東芝ライテック“E-CORE”「LDA4L-E17」 4.3ワット 250ルーメン 1980円
三菱電機オスラム“PARATHON”「LDA5L-H-E17」 4.5ワット 260ルーメン 2180円
日立アプライアンス「LDA7L-E17」 7ワット 360ルーメン 3680円
パナソニック“EVERLEDS”「LDA6L-E17」 6ワット 390ルーメン 2980円
シャープ“ELM”「DL-JA42L」 5.2ワット 400ルーメン 3580円
東芝ライテック“E-CORE”「LDA5L-E17」 5.4ワット 410ルーメン 3580円
まとめ:シチュエーション別ランキング      
※製品名をクリックすると過去記事を参照できます

 パナソニックのLED電球のE26口金タイプは従来型に加えて配光角の広い新型タイプの2種類があるが、このLDA6L-E17は従来タイプにデザインが似ている。放熱フィンのないすっきりとしたデザインはパナソニック特有の形状で、メーカーロゴが無くても見分けが付くほど特長的だ。

同じくE17口金の白熱灯、レフランプと大きさ比較。全長は白熱電球とほぼ同じだ(左)。パッケージ(右)

 サイズは35(直径)×67(全長)ミリとE17口金では標準的な大きさで、これなら白熱電球からリプレースする際に取り付け部が干渉する可能性は少ないだろう。質量は40グラムだ。

 全光束は390ルーメンと400ルーメンにはわずかに及ばないが、400ルーメンを越えるシャープの「DL-JA42L」や東芝ライテックの「LDA5L-E17」が3000円を超えてるのに対して、こちらは2980円(ヨドバシカメラマルチメディアAkiba店調べ)という価格になっている。明るめのE17形は欲しいが予算は抑えたいという人にも最適だろう。なお、パッケージには白熱電球の25ワット相当と記載されている。

 調光器具には非対応で、定格寿命は4万時間。水滴のかかる場所や湿度の高いところでは使用できないが、浴室などの防湿器具には使用できると表示されている。

 ひとつ気になるのは消費電力が6ワットと比較的高いこと。東芝ライテックやシャープに比べると効率が劣るのは少し残念だ。

サブライトとしての明るさは十分

 それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回の特集では洗面所・リビング(和室)・スポットライトによる間接照明(洋室)の3パターンで、それぞれさまざまなタイプの白熱灯と比較した。

洗面所のE17口金ダウンライト(左)。和室での撮影に使用した木製スタンド(中)、洋室での撮影に使用したクリップライト(右)

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