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ついにiOS版も登場、「RZ声優リモ」の秘められた機能とは?りもこん!!(1/2 ページ)

» 2011年06月28日 15時54分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝のリモコンアプリ「RZ声優リモ」が話題だ。これまではAndroid版のみだったが、6月28日にはiOS版が「App Store」に登場。さっそく、リリース時に注目を集めた“7つの“隠しボタン”を探してみた。

「RZ声優リモ」

東芝ユーザー以外も楽しめる

 その前に、少し基本情報についておさらいしておきたい。

 「RZ声優リモ」は、基本的に「RZタグラー」というアプリの画面デザインを変更し、各ボタンに音声を割り当てたものだ。音声以外の機能は完全にRZタグラーを踏襲しており、RDシリーズとREGZAの無線リモコンとして動作するほか、テレビ番組の“見どころ”を共有できるタグシェアリストも利用できる。このあたりの詳細は、RZタグラーの記事を参照してほしい(→録画の楽しみが増える、東芝「RZタグラー」)。

 ただ、今回の「RZ声優リモ」は、「RZタグラー」より幅広いユーザー層が注目したようで、アプリのユーザーレビューやTwitterなどで、動作環境に関する質問が目立った。ここで少し整理しておくと、まず音声を聞くだけならハードルはとても低い。「Android Market」に接続できるAndroid端末か、iPhone、iPod touch、iPad(互換モードで動作)といったiOSデバイスさえ手元にあればOKだ。

「RZ声優リモ」のアイコンと機器選択画面。「デモモード」を選択すれば、とりあえず声を聞くことはできる

 なぜなら、RZ声優リモには「デモモード」が用意されており、対応機器がなくてもアプリは動作する。アプリ起動後の機器選択画面で「デモモード」を選択するだけで、とりあえずボタンを押して音声を聞くことができる。もし、周囲に「東芝製品を持っていない」とあきらめている人がいたら教えてあげてほしい(拡散希望)。

 もちろんRZ声優リモを無線リモコンとして使用したいなら、同一ネットワーク上に操作対象となるRDシリーズもしくはREGZAが必要になる。こちらの詳細は、上記の「RZタグラー」レビュー記事を参照していただきたい。

実は370を超える音声

 本題に入ろう。RZ声優リモには、テレビ用とレコーダー用に各5枚のリモコン画面がある。各ボタンには個々の機能に合った複数の音声が割り当てられており、押すたびに異なったセリフを聞くことができる。例えばRDリモコンの「ヘルプ」では、「ヘルプ」「ヘールプ!」のほかに「ん、なんか困ったことでもあったの?」と心配そうに聞いてくれることも。さすが、できた妹は違う。

テレビリモコン。タッチパネルを生かしたジェスチャーリモコンも搭載。もちろん操作すると声が……

 セリフの総数は370以上もあり、声優さん1人あたり60〜70種類になるようだ。ただし、音声はすべてオリジナルのため、特定のアニメ作品とは関係ない。例え声優さんのメンツが特定のバンドメンバーを想起させたとしても、あるいは声色や口調が某キャラクターに似ていたとしても、さらにはセリフにどこかで聞いたようなフレーズが混じっていたりしても、全くの無関係である。「1人足りない」などと指摘してもだめ。すべてはオトナの事情なのだから。

 なお、アプリの配信期間が3カ月だけという制限は、単に声優さんとの契約が1クールになっているためで、インストール済みのアプリが3カ月後に消滅するわけではない。一度ダウンロードしてしまえばこちらのもの。好きなだけ遊べる。

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