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アイ・オー・データ機器、WHDI規格のHDMI無線化ユニットを発売

» 2011年07月27日 20時46分 公開
[ITmedia]

 アイ・オー・データ機器は7月27日、WHDI技術を採用したテレビ用HDMI無線化ユニット「WTR-HDAV/A」を、8月下旬より発売すると発表した。価格は2万1000円。

Photo 送信機と受信機のセットでフルHD映像を無線伝送する「WTR-HDAV/A」

 WTR-HDAV/Aは、HDDレコーダーやCATVセットトップボックスなど、HDMI搭載機器のフルHD映像をHDMI搭載テレビにワイヤレスで伝送できる製品。業界初採用となるWHDI(Wireless Home Digital Interface)技術は、イスラエルのAMIMONを中心にソニー/シャープ/日立/サムスン/LG/モトローラが参画して標準化を行った規格。5GHz帯の使用と独自のビデオモデム方式により、フルHD映像を非圧縮のまま遅延なくワイヤレス伝送できるという。

 WTR-HDAV/Aは一対の送信機と受信機で構成されており、複雑な設定は不要。それぞれをHDMI搭載機器に接続するだけで、離れた部屋からHDDレコ―ダーやCATVセットトップボックスの映像を楽しむことができるようになる。送信機にはHDMI入力端子が2ポート搭載されているため、2台までのHDMI搭載機器を接続できる。送信機側の2台の機器の映像の同時視聴は不可だが、受信機側で付属のリモコンや本体のボタンを使ってソースを切り替えることが可能だ。

 通信距離は約20メートルで、木造家屋であれば間に壁があっても利用できる。また、受信機側で送信機側の機器のリモコンを使えるため、例えばリビングで見ていた映画の続きを寝室で楽しむ、といったことも可能だ。さらに著作権保護対応で、録りためたデジタル放送の番組をレコーダーのない部屋でゆっくり楽しめるのも特長といえる。

Image 「WTR-HDAV/A」使用イメージ

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