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節電の夏にぴったり、冷蔵庫で冷やすぬいぐるみ「冷えぐるみ」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2011年07月28日 14時47分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 暑いときに涼を得る方法としてよくあるのが、濡らしたタオルを肌に押し当てること。濡れタオルは冷蔵庫で冷やすとさらにヒンヤリとして気持ちいいが、ここで問題となるのが水濡れだ。タオルからにじみ出た水で濡れてしまうのはできれば避けたいものである。

 そんな人におすすめなのが今回紹介するウィズの「冷えぐるみ」。水を吸わせて冷やしておけば、いつでも簡単に取り出して涼を得られるというグッズだ。まさに今の季節にぴったりの製品だろう。

「冷えぐるみ」パンダ

 この冷えぐるみ、希望小売価格は998円とギリギリ1000円を割るお値段で、筆者は楽天市場の某店で税・送料込み952円でゲットした。普通のぬいぐるみに比べると高めだが、冷やせるという付加価値を考えるとなかなか良心的な値段だとは思う。

 ラインアップは「ペンギン」「しろくま」「パンダ」の3種類があり、どれにしようかと悩んだが、個人的にペンギンは目のあたりがいまひとつかわいくない。一番好みなのはしろくまだが、全身が真っ白なので汚れが目立ちそうだ。なにしろ肌に押しつけて使うものだけにこのあたりは気を付けたい。

「ペンギン」と「しろくま」もラインアップ。いずれも998円

 というわけで結局はパンダを選んだ。ペンギンやしろくまのように寒い地域に住んでいるわけではないが、上野動物園などでパンダブームが起きていることもあり、時節としてはちょうどいいだろう。

乾燥状態は芯がなくヨレヨレ

 届いたパッケージはブリスターパックになっていて、表にはぬいぐるみを肌に押し当てて「つめて〜!」とか「ひんやり〜!」とか喜んでいる人のカラフルなイラストが載っている。かき氷みたいなのれんも描かれていていかにも涼しげな雰囲気だが、中身に入っているぬいぐるみ本体を見て驚いた。なにやら妙に薄っぺらで小さいものが折りたたまれているのである。

水を吸っていないときはフニャフニャ。単一形乾電池とサイズ比較(左)。哀愁が漂う背中(中)。横から見ると薄さが分かる(右)

 中身を取り出してみると、見た目通り身体がフニャフニャでまったく芯がない。頭にも張りがなく型崩れしていて顔も愛らしさに欠ける。実はこの「冷えぐるみ」、中身が吸収ポリマーという膨張素材を使っていて、水を吸うと大きく膨張するというシロモノなのである。

 ネットでは水を吸わせた状態の写真ばかり載っているので、吸わせていないときに一体どのような状態になっているのかが分からず、初めて見たときは驚いてしまった。水を吸わせていないときの状態は本当に貧相でヨレヨレである。早くまともなぬいぐるみにしてやりたい、と母性本能をくすぐられてしまうほどだ。

 ちなみにぬいぐるみの中身は人体には無害とのことだが、口の中には絶対に入れないように、と注意が書いてある。また、吸水は真水以外は使用できず、塩水や海水につけると吸収ポリマーが破損するらしいので、海での使用はできないようだ。

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