ITmedia NEWS >

長時間録画にDLNAサーバ、東芝“REGZA”に「Z3/ZP3シリーズ」登場スマートフォンでも再生可(1/2 ページ)

» 2011年09月13日 11時36分 公開
[ITmedia]

 東芝は9月13日、液晶テレビ“REGZA”の新製品として、上位モデルの「Z3シリーズ」、および偏光方式の3D表示に対応した「ZP3シリーズ」を発表した。USB外付けHDDに2番組同時の長時間録画が可能になるなど、さまざまな機能を強化したモデルだ。10月上旬から順次発売する。

 Z3シリーズは、その名称から想像できる通り、今年春に登場したZ2シリーズの後継機。一方のZP3シリーズは、パーソナルサイズの「ZP2シリーズ」と併売する“大画面モデル”と位置づけられており、37V型と42V型をラインアップした。もちろんZP2シリーズの特長である偏光方式の3D表示「シアターグラス3D」やゲームモードは継承。「明るい画面と軽いメガネで好評のシアターグラス3Dが大画面でも楽しみたいというユーザーの声に応えた」(東芝)。これにより、シアターグラス3Dに対応したモデルは、19V型から42V型まで幅広くそろったことになる。

「47Z3」(左)と「42ZP3」(右)

シリーズ名 Z3シリーズ ZP3シリーズ
型番 47Z3 42Z3 37Z3 42ZP3 37ZP3
画面サイズ 47V型 42V型 37V型 42V型 37V型
解像度 1920×1080ピクセル
チューナー 地上デジタル×3、BS/CS110度×2
3D対応 なし シアターグラス3D(偏光方式)
USB HDD対応
HDMI入力 4
発売時期 10月上旬 11月中旬
実売想定価格 32万円前後 22万円前後 18万円前後 25万円前後 21万円前後

長時間録画にDLNAサーバ

 両シリーズ共通の機能強化として、まず録画機能が挙げられる。USB外付けHDD(別売)を接続すると、3つの地デジチューナーによる「地デジ見ながらW録」(2番組同時録画を行いながら裏番組を視聴)が可能。そして新たにAVCトランスコーダーを使った2番組同時の長時間録画に対応した。録画モードは、最大2倍の「AFモード」、3倍の「ANモード」、4倍の「ASモード」。2TバイトのHDDを利用した場合、ASモードで最長約711時間の録画が可能になる。またスローやコマ送りなど、再生時に使えるトリックプレイが増えた。

USB外付けHDDに2番組同時の長時間録画が可能(左)。細かいところでは、連ドラなどの毎回録画に新しいアイコンができた。番組表にも表示される(右)

長時間録画モードは4つ(左)。スロー再生なども可能になった(右)

 もう1つの大きな機能追加は、「レグザリンク・シェア」と名付けられたDLNAのDMS(サーバ)機能だ。これまで、REGZAシリーズはDMP(プレーヤー)機能のみを搭載していたが、DMSが追加されたことで、外付けHDDに録画した番組をホームネットワーク経由でほかのREGZAやPC、「REGZA Phone」などから視聴できるようになった。また、モバイル機器に配信する際は、AVCトランスコーダーを使って映像を自動変換する機能も備えている。

 また、新しいREGZA(3シリーズ)同士をクライアント/サーバに利用する場合に限り、プレーヤーからサーバの録画リストを参照する際、外付けHDDと同じ「タブ表示」(分類)が再現される。また、途中まで見た番組の続きを別の部屋にあるプレーヤーで再生できる「レジューム機能」や、ネットワーク再生でも自動チャプターなどで付与したチャプターが利用できるといった独自拡張も加えられた。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.