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オンキヨー、ネットワークプレーヤーを含むHi-Fiコンポ4製品を発表

» 2011年10月06日 23時53分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは10月6日、リファレンスHi-Fiシリーズの新製品として、プリメインアンプ「A-9000R」「A-9070」、CDプレーヤーの「C-7070」、そして“ネットワークチューナー”をうたう「T--4070」の4製品を発表した。ピュアオーディオの設計思想はそのままに、PCからの音楽再生に対応したUSB端子(A-9000R)DLNA対応のネットワーク機能(T--4070)など、新しいニーズに応えるシリーズ。10月下旬から順次発売する。

製品型番 概要 価格 発売日
A-9000R(S) プリメインアンプ 23万5200円 10月29日
A-9070(S) プリメインアンプ 17万6400円 11月中旬
C-7070(S) CDプレーヤー 8万4000円 10月29日
T-4070(S) ネットワークプレーヤー 10万5000円 12月中旬
「A-9000R」

 A-9000Rは、アシンクロナス(非同期)転送により、ジッターの影響を極限まで抑えることを可能にしたというC-Media製のUSBデバイスを搭載。ウォルフソン製の192kHz/24bit D/Aコンバーター「WM8742」によるL/Rディファレンシャル駆動をサポートし、PCからの192kHz/24bit再生に対応する。対応するPCはWindows XP(SP3)以降。またベータ版ではあるが、Mac OS X 10.5.7以降のドライバーも配布する。

 アンプ出力は、180ワット+180ワット(実用最大出力)。独自の「AWRAT」(Advanced Wide Range Amplifier Technology)技術に加え、新開発のDIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)を採用。増幅部にはクアッドプッシュプル3段インバーテッドダーリントン回路を採用してひずみが少なく強力なスピーカー駆動力を実現したという。また、通常のプリメインアンプとして使用する「NORMAL」モードのほか、パワーアンプとして使用する「MAIN」モード、プリアンプとして使用する「PRE」モード、そしてプリアンプ部とパワーアンプ部を分離して利用できる「SPLIT」モードを搭載。プリアンプ部で処理した信号をいったん外部出力し、グラフィックイコライザーなど外部機器を経由した後で再度パワーアンプに入力するといった使い方ができる。


 筐体(きょうたい)は肉厚のアルミ素材を多数使用し、梁構造による回路基板支持など振動対策を徹底したほか、電源部に大容量の平滑コンデンサーを採用するなど、リファレンスらしいぜいたくな仕様。音声入力は、光×1、同軸×2、AES/EBU×1、アナログ×4、PHONO×1、USB×1。サイズと重量は、435(幅)×175(高さ)×435(奥行き)ミリ、重量は約18.5キログラム。リモコンと2メートルの電源ケーブルが付属する。

ネットワークチューナー「T-4070」

 T-4070は、オーディオシステムにアドオンして、同一ネットワーク内にあるPCの音楽ファイルを楽しめるネットワークプレーヤー。DLNA/Windows 7に対応しているほか、インターネットを活用するFMサイマル放送「radiko.jp」や音楽ストリーミングサービス「AUPEO!」を利用できる。

「T-4070」

 FM/AMチューナーも内蔵。USB接続によるiPod/iPhoneのデジタル再生やUSBメモリ内のMP3ファイルなどの再生など多彩な音源をサポートした。iOS/Android用アプリ「Onkyo Remote」を使えば、無線LANを介してT-4070をコントロールできる。

 本体サイズは435(幅)×100.1(高さ)×306.7(奥行き)ミリ。重量は5.8キログラム。

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