説明書には組み立て方だけでなく、宇宙服の歴史や装備についての解説も掲載されていて、説明書を読んでいるだけでも勉強になるしワクワクする。プラモデルの作り方についても簡単に解説してあるので模型製作の初心者にも安心だ。
パーツは宇宙服ということで白っぽいものが中心で、クリアパーツと濃いグレーのものが少々。あと、宇宙飛行士の顔のパーツが肌色になっている。顔についてはシールの中に目と眉のシールが用意されており、いくつかのパターンから選べるようになっている。ワタクシのように塗装に自信のない人や、手っ取り早く仕上げたい人は塗装しないでシールを使ったほうがいいだろう。
ただし頭部のフードの部分は肌色のままだとちょっと間抜けなので、気になる人はこの部分だけは塗ったほうがいいかもしれない。ワタクシは今回ちょっと省略したが、機会があればいずれ塗ってみたいと思う。
このほか、箱絵にも描かれているヘルメットのバイザーには金メッキが施されていて、なかなか豪華な感じだ。作るときは、まずこの金ピカのバイザーを使ったヘルメットの部分から取りかかるよう説明書には書いてある。
ヘルメットを組み立てたら、次はLEDユニットの装着だ。発光部の根本にシールを貼り、ライトケースに装着してヘルメットに被せる。取り付けたら再び発光テストを行い、きちんと発光するかどうか試しておく。
続いて宇宙飛行士の顔と胸部、背中に背負ってるLSS(生命維持システム)の製作。LSSは大きいバックパックのような形状をしていて、この中にLEDユニットの電池ボックスを収納する。胸部の下に腰部を取り付ければ、脚と腕だけは完成だ。
次は脚の部分の製作だ。両腕と両足は可動部分が実に多く、部品点数もけっこう多い。関節の接合部分などにはポリエチレン製の弾力のあるパーツが用いられており、これをはめ込んでいく。脚の部分にはシワの起伏が随所に刻まれており、宇宙服のダボッとした感じがよく出ている。両脚ともに作り終えたら腰のパーツに差し込むと下半身が完成する。
腕も脚と同じように細かいパーツを組み合わせながら作っていく。手首も曲がるようになっていて、なかなかリアルだ。ちなみに何も持っていない手だけでなく、箱絵のようにピストルグリップツールを持った状態の手も用意されており、手ごと取り替えられるようになっている。
両腕が完成したら上半身に取り付ければ全身が完成。ヘルメットを被せて、LEDライトの電池ボックスをLSSに収納してフタを被せる。さらに「SAFER(セルフレスキュー用推進装置)」を装着すれば本体は完成だ。
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