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「REGZA Tablet」のAV機器連携を試す(1/3 ページ)

» 2011年11月22日 16時34分 公開
[ITmedia]

 必需品ではないものの、しばらく使っていると手放せなくなる類のアイテムがある。タブレットもその1つだろう。ひょいと持ち上げてお気に入りのWebサイトや動画を見たり、テレビを“ながら見”しながら気になるキーワードを検索してみたり……使い方は人それぞれだろうが、常に手の届く場所に置いておきたくなるところは共通ではないだろうか。

 最近はAV関係のアプリも充実し、AV機器との連携を強化した製品も各社からリリースされている。中でも東芝がテレビと同じ“REGZA”ブランドを冠した「REGZA Tablet」は、 テレビやレコーダーとの連携機能を重視したモデルだ。10月の「CEATEC JAPAN 2011」開幕前日に発表された「AT700」を中心に、同社の“レグザサーバー”や“レグザブルーレイ”、および録画機能付きREGZAとの連携を試してきた。

ハイビジョンタブレットとは?

 まずはAT700のスペックをおさらいしておこう。10.1型の液晶パネルを搭載した製品としては「世界最薄・最軽量」(東芝)のAndroid 3.2タブレットだ。マグネシウム製“フルフラットボディー”は、厚さわずか7.7ミリ。重量は約558グラムに抑えつつ、1GHz動作のOMAP4430(TIのARMベース統合チップ)、1Gバイトのメインメモリ、32Gバイトのストレージ、Micro SDスロット、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANなどを詰め込んだ。内蔵バッテリーで最大7時間の連続駆動が可能となっている。

「AT700」は、12月中旬の発売を予定。想定実売価格は7万円前後

 液晶パネルはIPS方式で、1280×800ピクセルの解像度を持ち、720p動画再生が可能になっている。光センサーが周囲の明るさを検知して画質を自動調整する「Adaptive Display」機能や、REGZAでおなじみの「レゾリューションプラス」を搭載しているあたりは“ハイビジョンタブレット”を標ぼうする東芝ならでは。レゾリューションプラスは12月中に提供されるアップデートで利用できるようになる。

 ただし、AT700のレゾリューションプラスはテレビのREGZAと異なり、スケーリング処理や超解像処理は行わない。「色やコントラスト、シャープネス等で映像の先鋭感を向上させる。テレビの超解像処理というより、むしろPC(で使われてきたアプローチ)に近い」(同社)。

本体サイズは256(幅)×176(奥行き)×7.7(厚さ)ミリ。500万画素アウトカメラ、200万画素インカメラ、microSDスロット、Mini USB×1、Micro HDMI×1、ヘッドフォン出力(3.5ミリピンジャック)/マイク入力などを備えている

 本体下部には小さなステレオスピーカーを搭載している。かなり小さいユニットだが、「SRS Premium Voice Pro」や「Audio Enhancer」「Noise Equalizer」といったデジタル信号処理技術を駆使して聞き取りやすいサウンドを実現するという。

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