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ソニー、スタイリッシュな薄型ICレコーダー「ICD-TX50」を発売胸ポケットにどうぞ

» 2012年01月23日 13時58分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月23日、“カード型デザイン”のスタイリッシュなICレコーダー「ICD-TX50」を発表した。価格はオープンプライスで、2月21日に発売する予定。店頭では1万5000円前後になる見込みだ。

「ICD-TX50」。背面には胸ポケットなどに装着するためのクリップが付いている

 ビジネスパーソンにターゲットを絞り、デザインと機能性を追求したICレコーダー。突起部を除く厚さはわずか6.4ミリで、ジャケットの胸ポケットなどに装着するためのクリップも付いている。40.8(幅)×102.3(高さ)ミリという平たい形状のため、クリップで装着してもポケットの形が変わらない。斜めにカットされた上部は、胸ポケットに入れたときにマイクが前方を向くように配慮したものだ。

本体サイズは、突起部をのぞいて40.8(幅)×102.3(高さ)×6.4(厚さ)ミリ。重量は約50グラム

 光沢ブラックを基調としたシックなカラーリングに、シルバーのアクセントをプラス。上面と背面にアルミニウム素材を採用し、剛性の確保とともに高級感を演出した。前面表示部には数字が浮き上がるように見える有機ELディスプレイを備え、視認性を確保しながらプレミアムな印象をプラスした。重量は約50グラム。

アルミ素材や有機ELディスプレイで高級感を演出。胸ポケットに入れたときにマイクが前を向くよう、上部を斜めにしている

 機能面でも、忙しいビジネスパーソンをサポート。例えば「急速充電」は、約3分間の充電で約1時間の録音が行えるため、急な会議などが入ったときに便利だ。内蔵のリチウムイオン充電池をフル充電時すれば、最長約24時間のスタミナ録音が可能になる。

 録音時には、「シーンセレクト機能」で環境に合った録音モードやマイク感度などの設定を簡単に呼び出せる。シーンモードは、「胸ポケット」「会議」「ボイスメモ」「インタビュー」、ユーザー設定による「My シーン」の5種を用意。このうち「胸ポケット」は、「マイクが近くなるため感度を“中”に設定し、ノイズを抑えるモード」(ソニー)だ。スタンバイ状態(HOLD)からの復帰も早く、急な録音にも対応できるという。

側面にmicro SD/SDHCカードスロットや操作部、USB端子を装備(左、中)。机に上に置いて録音するケースに備え、クリップ部分に装着すると机からの振動ノイズが低減する専用「防振アタッチメント」も付属。アタッチメントを装着したところ(右)

 記録メディアとして本体に4Gバイトのメモリを内蔵しているほか、microSD/microSDHCカードスロットも装備。録音フォーマットはリニアPCM(44.1kHz/16ビット)とMP3で、MP3の場合は192kHzのステレオもしくは48Kbpsのモノラル録音を選択できる。モノラルの場合は、内蔵メモリだけで最長178時間という長時間録画が可能だ。

 再生時には、音声帯域にかかるノイズを大幅に低減する「強力ノイズカット」、小さな音を大きく再生する「ボイスアップ」に加え、ノイズカットとボイスアップを組み合わせて機能を強化した「クリアボイス」機能が利用できる。クリアボイス機能により、「遠くの発言者の超えも大きくクリアな音声で再生できる」(同社)という。本体背面には、150ミリワット出力のスピーカーも備えた。

 また、音楽再生向けに「ポップス」や「ロック」「ジャズ」など5種類の「エフェクト機能」も搭載。再生対応フォーマットは、リニアPCM、MP3、WMA、AACとなっている。

 付属品は、前述の防振アタッチメントのほか、ステレオヘッドフォン、専用キャリングポーチ、USBケーブル、録音ファイルの管理・編集が行えるPC用ソフトウェア「Sound Organizer」など。Sound Organizerの動作環境は、Windows XP Service Pack 3以降(64ビット版Windows XPの動作保証はなし)となっている。

左からステレオヘッドフォン、専用キャリングポーチ、防振アタッチメント

→「ICD-TX50」をソニーストアでチェックする
ビジネスで活躍。薄型・軽量のスタイリッシュモデル。価格は1万4800円(税込/予定)


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