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橘十徳の「自腹ですが何か?」:自走式ゴミ箱の実用性を検証!? 「走る!ゴミ箱ラジコン」 (2/2)

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 ゴミ箱をひっくり返して底を見ると、ラジコンカーのボディーを取ってシャーシをそのままくっつけたような作りになっている。一部コードなどがはみ出しているし、横の隙間からのぞくと回路の基板もむきだしだ。タイヤのホイールは一応、車のホイールっぽいデザインになっている。底面には中国製と記してあった。

ts_gomi08.jpgts_gomi09.jpg 底面のシャーシ。まるでラジコンカーのシャーシをとってつけたようだ(左)。電池をセット。単三形乾電池3本を使用する(右)

 ゴミ箱本体のほうは単三形乾電池3本を使用。送信機の電池は角形9ボルトを使用する。それぞれに電池をセットし、さあ、いよいよ走らせようという段階になって気付いた。送信機に電源スイッチが付いていないのだ。恐る恐るスティックを倒すと、中央のランプが光った。どうやら電池をセットするだけで、あとはスティックを倒すだけで即使用可能となるらしい。おそらくゴミ箱本体のほうを常に電源オンの状態で使うことを想定しているため、このような仕様になったのだろう。

微妙なコントロールができずクラッシュ

 ゴミ箱の底部には前方を示す「FRONT」と書かれたシールが貼ってあり、これまた実にチープ。数回ほどゴミ箱をたたんだり伸ばしたり繰り返していたら、すぐに一部が剥がれてボロボロになってしまった。シールがないとどちらの方向に走り出すのかがまったく分からなくなるので、はがれたら自分でペンなどを使って前方を示す目印を記しておいたほうがいいだろう。

ts_gomi010.jpgts_gomi011.jpg 隙間から基板が見える(左)。前を示す「FRONT」のシール(右)

 実際に走らせてみると、ふつうのラジコンと同じようにスティックを倒すと勢いよく走り出し、離せば止まる。モーターのガラガラという作動音がかなりチープで耳障りだ。ホイールがけっこう小さめなのでカーペットの上での走行に不安を感じたが、その予感は的中した。毛先の長いカーペットの上では、直進なら問題ないがステアリングを切った途端に進まなくなることが何度かあった。


 フローリングの上で走らせてもコントロール性はどうも良くない。というのもこのラジコン、前進/後退もステアリングも、どちらも微妙な調整というのが一切できない。スピードは常にゼロか最大か、ステアリングも角度が一定で曲がるか曲がらないかの択一なのだ。ステアリングはまだしもスピードの微調整ができないのはかなり辛い。速度はそれほど速くないのだが、部屋が狭いとすぐに壁などにぶつかってしまう。

スピード切り替えやゴミ箱の容量アップを希望

 一方、バンパーなどはかなり頑丈に作られているので、少々ぶつかったくらいでは壊れにくそうだ。でも、やはりラジコンカーの醍醐味(だいごみ)は車を自分の手足のように自在に操るところにあると思うので、ここまでコントロールがやりにくいとストレスがたまる。できればスピードを3段階くらいに切り替えられるとよかったと思う。


 それでもまったく使えないというわけではない。ステアリングを操って家具の間を華麗に通り抜けてゴミ箱を呼ぶ、とまではいかなくても、単純に直線コースを行ったり来たりさせるくらいなら実用になりそうだ。

 もうひとつの不満がゴミ箱の容量。5リットル程度ではちょっと物足りないので、できればもう少し背を高くしてほしかった。走りが不安定になるのと引き替えにはなるが、もう少し実用性を高めてほしかったというのが正直なところだ。

 個人的にはシャーシにラジコンカーを使うのではなく、戦車のようなキャタピラを使ったゴミ箱ラジコンを見たいものである。狭い日本の家屋の場合は走破性の高いキャタピラのほうがなにかと便利だし、走行が安定すればゴミ箱の容量も増やせると思うのだが、どうですかメーカーさん、ひとつ作ってみませんか?

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