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足りなくなったら外付けHDDに“自動ムーブ”、三菱「DVR-BZ260」

» 2012年03月28日 21時20分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は、Blu-ray Discレコーダー「REAL ブルーレイ」の新製品「DVR-BZ260」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭では8万円前後になる見込みだ。

「DVR-BZ260」

 500GバイトHDDを搭載したダブルチューナーモデル。長時間録画は最大12倍で、BDドライブはBDXLをサポート。スカパー!HDチューナーとネットワーク接続することでスカパー!HD番組を録画できる「スカパー!HD録画」もサポートした。

 新機能としては、まず「おすすめ予約」が挙げられる。過去の録画/再生履歴などをベースにオススメの番組をピックアップして一覧表示するというもので、録り逃しの防止に役立つという。また、お好みのジャンルやキーワードを含む番組を自動録画する「おすすめ自動録画」も従来機から継承した。

 大きなアップデートは、USB外付けHDDの接続に対応したこと。同時接続は1台(2Tバイトまで)ながら登録は8台まで可能(ハブ使用は不可)。外付けHDDに対する直接録画は行えず、基本的に内蔵HDDに録画したものを移動・保存するための機能だ。ユニークなのは、内蔵HDDの残り容量が少なくなると、録画済み番組を自動的に外付けHDDにムーブしてくれる機能。内蔵HDDの残量を気にせずに録画が楽しめるという。

 DLNAは、サーバ機能(DMS)のみ対応。クライアント(DMP)機能を持つテレビやPCとネットワーク接続すれば、家じゅうどこでも録画番組を再生できる。

ダビングは「残す」ボタンを押し、番組を選ぶだけ

 「瞬間電源オン」はマイナーチェンジ。リモコンのボタン操作から1秒以内にレコーダーが起動するというもので、HDMIリンク機能を用いてユーザーがテレビをよく使う時間帯を学習し、高速起動する時間帯を自動的に設定する(手動設定も可能)。テレビの電源が入っている時には起動待機状態になる機能が追加された。

 3D再生は、デジタル放送などで使われるサイド・バイ・サイド方式とBlu-ray 3Dのフレームパッキング方式をサポート。さらにフレームパッキングの3D信号をサイドバイサイドやチェッカーボード方式で出力する機能を持ち、フレームパッキング非対応の3Dディスプレイなどでもコンテンツを楽しめる。

 このほか、盛り上がったシーンだけを自動再生する「見どころ再生」やシーンの変わり目をアイコン表示して見たい場面を探せる「シーン検索」、自動チャプター作成機能なども搭載。超解像技術の「DIAMOND HD Basic」により、DVDなどの標準画質映像も精細感を高めて視聴できる。「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」などネットワーク動画配信にも対応する。

 本体サイズは、幅は431ミリと従来通りながら、高さは52ミリ、奥行きは約204ミリとコンパクト化。最近の薄型テレビ用ラックにも収まりやすくなった。重量は約2.9キログラム。リモコンの一方の面にレコーダー、もう一方の面にテレビ操作用ボタンを配置した「くるっとリモコン」が付属する

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