ITmedia NEWS >

懐かしのメロディーとともに“箱庭鉄道”を楽しめる貯金箱「トレインバンク」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2012年03月29日 17時31分 公開
[橘十徳,ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 以前から鉄道模型のレイアウト(ジオラマ)が欲しくて、Nゲージのスターターキットやレイアウトボードなどを購入していたのだが、なかなか製作する時間がなく放置している。いっそのこと最初から完成しているレイアウトを購入してしまおうかとも思うが、完成済みのレイアウトはけっこう良いお値段がするので、なかなか手を出せない。

 そんなときに発見したのが、シャインの「トレインバンク」だ。鉄道のジオラマの形をしたこの貯金箱トイは、コインを入れると電車や汽車が走り、おまけに懐かしのメロディも流れる。気軽に箱庭鉄道を楽しみたいと思っていた自分にはぴったりということで、すぐさま購入してしまった。

中身の見えるパッケージ(左)。本体。狭いスペースにさまざまな情景が盛り込まれている(右)

 値段は標準価格1795円のところ、Amazon.co.jpで税・送料込み1291円。造形もギミックもそこそこ複雑なのにもかかわらず、意外とリーズナブルだと思う。

 ラインアップは「機関車」と「電車」の2種類。車両だけでなくジオラマも異なり、機関車のほうは日本の田舎風、電車のほうは洋風となっている。最初は和風の機関車を選ぼうと思ったが、紹介サイトをよく見ると、流れるメロディが機関車のほうは「鉄道唱歌」で、電車のほうは「線路は続くよどこまでも」になっている。「鉄道唱歌」も捨てがたいが、個人的な好みでは「線路は続くよどこまでも」のほうが断然好きだ。というわけでBGMが決め手となり、「電車」のほうをチョイスした。

こちらは「機関車」

安っぽいけど、しっかりした作り

 パッケージは中身が見えるようになっており、開封しないまま飾っても絵になる。

 サイズは144(横)×144(奥行き)×112(高さ)ミリで、かなりコンパクトだ。この小さい空間の中に線路と駅、踏切、トンネル(山)、川、鉄橋、樹木などさまざまなパーツがぎっしりと詰まっている。車両は茶色と黒のツートーンで味わい深いデザインだ。

電池は底面に収納(左)。家や路面にはシールがはってある(右)

 ジオラマの出来は、線路が塗り分けられておらず、家や道路などもシールばりで、見た目はかなりチープ。しかしこれは値段が値段だけに覚悟していたし、むしろ1000円ちょっとの値段でよくここまで仕上げたな、という感慨のほうが大きい。安っぽいことは安っぽいのだがしっかりした作りで、見た目もカラフルで楽しい感じだ。もし腕に覚えがあるならば、踏切の遮断棒などの細部を自分でプラモデル用の塗料などで塗り分けると良い感じに仕上がるだろう。もちろん本格的な鉄道模型に比べたら出来はかなり劣るが、雰囲気は十分に味わえると思う。

 電源はアルカリ単三形乾電池を2本使用。底のフタをマイクロドライバーで開けてセットする。底には貯金スペースからお金を回収するための穴も空いており、コインで開け閉めする。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.