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ソニー、手回し充電に対応したUSB端子付きモバイルバッテリー「CP-A2LAKS」

» 2012年05月15日 17時05分 公開
[ITmedia]
「CP-A2LAKS」

 ソニーは5月15日、スマートフォンなどを充電できるUSB端子付きのモバイルバッテリーに、新たに停電発生時などに役立つ“手回し充電器”が付属した「CP-A2LAKS」を発表した。あわせて、単三形充電池など計12機種を新「サイクルエナジー」シリーズとして6月20日に発売する。

 昨年春に登場した「CP-A2LS」のリニューアルモデル。格納式のACプラグを備えたAC充電部、2つのUSB端子を備えた充電式リチウムイオン電池“USB出力部”に加え、新たに手回しハンドル付きの“手回し発電入力部”が付属する。

 バッテリー容量は従来機と同じ4000mAhで、スマートフォンを約2回満充電にできる。ただし、USB出力を最大1アンペアから1.5アンペアに向上させており、従来は約310分間かかっていたスマートフォンの充電が新製品では約130分と、約58%の短縮を実現している。さらにUSB端子を2つに増やし、スマートフォンなどを2台同時に充電することも可能だ(この場合は合計1.5アンペア出力)。バッテリー本体の充電回数は約500回となっている。

 充電モードが2種類に増え、より幅広い機器への充電に対応した点も特長。「MODE1」は、スマートフォンやタブレット、ウォークマンなどに充電できる通常モード。一方の「MODE2」は、充電にUSB認証を必要とする機器(PS3のコントローラーなど)に対応したモードになっている。モード切替は、「MODE2」表示ランプがオレンジに点灯するまでオン/オフボタンを長押しすればいい。

左からAC充電部、手回し充電部、USB出力部(バッテリー本体)。分離式のため、外出時にはUSB出力部だけを持って行けばいい

 手回し発電器は、充電池を使いきってしまった場合などにハンドルを回して発電するというもの。ソニーによると、約3分間の手回し充電により、スマートフォンで約1分間の通話、5分間回せば約1分間のWebブラウズが可能になるという。

 外形寸法は、手回し発電部が58(幅)×92.1(高さ)×48.2(奥行き)ミリで重量が約126グラム。AC入力部は58×56×21.5ミリで約45グラム。バッテリー本体(USB出力部)は58×84.5×26.4ミリ、重量は約145グラムとなっている。

 このほか、製品ラインアップとして、CP-A2LAKSから手回し発電入力部を省いた「CP-A2LS」や、約3000回充電できる単三形充電池、充電器と単三形充電池のセットなどを用意している。

 ラインアップの概要と実売想定価格は下表の通り。

単三形充電池もラインアップ。従来品の1500回から3000回へと充電回数が倍増した

型番 概要 実売想定価格(※)
CP-A2LAKS 手回し充電対応ポータブルUSB電源 8000円前後
CP-A2LA ポータブルUSB電源(AC充電専用) 4500円前後
CP-A2LAS ポータブルUSB電源(AC充電専用)スマートフォン用 4500円前後
NH-AA-2BRA 単三形サイクルエナジー シルバー 2本入り 500円前後
NH-AA-4BRA 単三形サイクルエナジー シルバー 4本入り 900円前後
NH-AA-8BRA 単三形サイクルエナジー シルバー 8本入り 1700円前後
BCG34HW2R コンパクト充電器セット 1000円前後
BCG34HW24K コンパクト充電器セット、 1000円前後
BCG34HS2RA コンパクト充電器セット 1300円前後
BCG34HH4R スタンダード充電器セット 1600円前後
BCG34HH4K スタンダード充電器セット 2000円前後
BCG34HRE4RA リフレッシュ機能付き急速充電器セット 3000円前後

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