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デノンがヘッドフォン大攻勢、ライフスタイルで選べる4ラインを発表専用アプリも(1/2 ページ)

» 2012年07月12日 21時39分 公開
[ITmedia]

 デノンは7月12日、新コンセプトのヘッドフォン/イヤフォン8機種11モデルを発表した。5月の「春のヘッドフォン祭 2012」で一部試作機が注目を集めた「ライフスタイルシリーズ」を一挙お披露目。8月上旬から順次市場に投入する。

ディーアンドエムホールディングス セールス&マーケティング アジア/パシフィック プレジデントのキム・テイホウ氏

 4つの製品ラインは、音質にこだわるオーディオファン向けの「MUSIC MANIAC」、モバイル用途のBluetooth対応モデル「GLOBE CRUISER」、クラブミュージックに適した重低音モデル「URBAN RAVER」、そしてスポーツシーンに合わせた「EXERCISE FREAK」。それぞれに専用のスマートフォンアプリ(iOS/Android版)も用意した。

 発表会であいさつに立ったディーアンドエムホールディングス セールス&マーケティング アジア/パシフィック プレジデントのキム・テイホウ氏は、「ターゲット層と用途ごとに最適化された商品展開。これまでのデノンテイストを打ち破る先進的なデザイン。そして“本物の音”を兼ね備えたライフスタイル商品を提案する」と胸を張った。

4ラインにはそれぞれ特徴的なアプリ(iOS/Android)が提供される。例えば、「EXERCISE FREAK」用の「Spport」ならGPSと連動して走行ルートが残せるという

MUSIC MANIAC(ミュージックマニアック)

 MUSIC MANIACは、デノンがこれまでに培ってきた技術を結集したというフラグシップライン。中でも「AH-D7100EM」は、新開発ナノファイバー振動板の50ミリ径ドライバーを搭載する「デノン最高級オーバーイヤーヘッドフォン」だ。イヤーカップは、天然マホガニー材をハンドクラフト。特許出願中の5角形イヤーパッドは耳を包み込むようにフィットする。また着脱式のケーブルには7N-OFC線材を採用するなどぜいたくな仕様で、iPhone操作に対応したリモコン付きケーブル(1.3メートル)も付属する。重量は370グラム。周波数特性は5〜4万5000Hzで、インピーダンスは25オーム。8月上旬発売予定で、実売想定価格は12万円前後。

「AH-D7100EM」(左)と「AH-D600EM」(右)

 「AH-D600EM」は、ナノファイバー振動板の50ミリ径ドライバーGFRP製のイヤーカップとヘッドバンドを組み合わせた上位モデル。高域から低域まで、クセのない滑らかな音響特性を持つという。イヤーカップは低反発素材の5角形スタイル。iPhone対応リモコン付きのケーブル、および3メートルのOFCケーブルが付属する。再生周波数特性は5〜4万5000Hzで、インピーダンスは25オーム。重量は365グラムとなっている。同じく8月上旬発売予定だ。実売想定価格は5万円前後。

 MUSIC MANIAC唯一のカナル型イヤフォン「AH-C400」は、フルレンジおよび高域用のバランスド・アーマチュアドライバーを搭載した2Wayタイプ。ハウジングには亜鉛ファイキャストを採用した。ケーブルにはiPhoneなどの操作に対応するコントローラーとマイクを備え、ハンズフリー通話も可能だ。再生周波数特性は4〜2万Hz、インピーダンスは43オーム。実売想定価格は3万5000円前後で8月上旬に発売予定となっている。

「AH-C400」。iPhoneコントローラー付き

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