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お墓参りのおともに、線香着火器「ご先祖まいり」を試す橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2012年07月18日 19時24分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 お墓参りのたびに悩むのが線香への着火。ふつうのライターで点けようとしてもなかなか難しく、風が強いときなどはなおさらだ。かといって大きなガスバーナーやガスコンロなどを持って行くのも面倒である。そんなときに役立つのが今回紹介する線香着火器「ご先祖まいり」だ。ネーミングを見れば分かる通り、線香に火を着けることに特化したガス充填式の着火器である。

「ご先祖まいり」の製品パッケージ”(左)。持ち運びに便利なポーチが付属する(右)

 実はこの商品を買うのには少し悩んだ。形状を見る限り、線香の着火以外にとくに使い道はなさそうだし、年に数回の墓参りのためだけに着火器を買うのは大げさではないかと思ったからだ。価格を調べると約4000円とのことで、自分的にはちょっと高い。せめて3000円以内ならもう少し気軽に買えるのにな、と思いつつも結局買ってしまった。これさえあればいつも苦労する線香の着火に悩まずに済む、と思ったら、自然と購入ボタンを押してしまった次第だ。

 この「ご先祖まいり」にはパッケージが複数種類あり、本体とポーチが入ったスタンダードタイプと、予備のガスボンベとしおりが付属したタイプ、ガスボンベに加えて線香まで付いたギフトセットの3種類が用意されている。ガスボンベはコンビニなどに売っているライター用のものが使えるということなので、ワタクシはもっとも安いスタンダードタイプを選んだ。

 購入したのは「ヘルス&ビューティライフの店ショップウインドウ(Amazon.co.jp店)で、価格は税・送料込みで3949円。ちなみに販売元である株式会社もったいないのウェブサイトを見たら、類似商品が出回っているので注意するよう告知が出ていたので注意しよう。

ガスは充填済みですぐに使用可能

 届いたパッケージを開けてみると、本体は意外に大きい。サイズは実測で約155(長さ)×55(幅)×68(高さ)ミリ、質量は約200グラム。本体のほかに持ち運ぶためのポーチが付いている。

 前述した通り、ガスボンベは一般に市販されているガスライター用のボンベ(ブタンガス)を使用する。ただしガスボンベが付属しないスタンダードタイプでも出荷時にガスは充填されているので、購入後すぐに使用できる。

ボタンは大きめ(左)。火力調整レバー(中)。房が付いた金具を外すと、ガスボンベのノズルが見える(右)

 ガスの充填口には房(ふさ)が付いた金具がカバーとなっており、充填する場合はこの金具を左に回して外す。あとは充填口を上に向けてガスボンベのノズルを押し当てれば充填される。なお、本体のグリップ部にはガス量の確認窓が開いており、ここを見れば残量が分かる。

 ガスの残量確認窓の上には火力の調整レバーが搭載されており、右に動かせば夏場の高温時に使う“強”となり、左に動かせば冬場の低温時に使う“弱”となる。

 着火部にはキャップで覆われており、外すと網目が見える。この網目は消耗品で、破れている状態で使用すると炎が出て危険なので、有料での修理が必要となる。キャップは本体と紐でつながれており、外した状態では紐がぶら下がってちょっとじゃまだ。できれば一時的に外したキャップを付けておけるような仕掛けがほしかったと思う。

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