LEDバックライト搭載の「XSモデル」も意欲作だが、やはり冬の目玉はBlu-ray Discドライブを搭載した「DX1ライン」だろう。52V型からパーソナルサイズの26V型まで6サイズをそろえ、それぞれ“プラス5万円程度”で録画やBDソフト再生を楽しめる。
パナソニックは、録画機能搭載のプラズマテレビ「PZR900」シリーズがメイン。プラズマだけに画面サイズは42V型からと大きめで、内蔵HDDも1Tバイトと思い切った仕様だまた。i.LINKも搭載しており、HDDの使い勝手とBDへのアーカイブを両立できる唯一の録画テレビといえる。
“録画できるテレビ”というイメージが定着しつつある東芝REGZAは、録画番組をネットワーク経由でDVDレコーダー「VARDIA」に伝送する機能を追加し、DVDに書き出せるようになった。さらに「超解像」技術を全ラインアップに盛りこみ、地上デジタル放送をより美しく視聴することを提案する。
グレア液晶パネルの画質に対する有効性を知らしめた三菱REAL。今年は、表面処理を改善しつつ新映像エンジンを搭載した「MZW200シリーズ」に加え、新機軸のワイヤレステレビ「LF2000」を投入。別体チューナーと共通デザインのBDレコーダーまで用意してトータルなデザインを訴求する。
プラズマパネル生産からの撤退を発表した日立は、超薄型テレビ「UTシリーズ」の47型を追加した。iVDRを使った録画機能は健在で、加ViXSのトランスコードチップ「XcodeHD」により長時間録画が可能。またネットワーク機能も充実しており、「アクトビラ」のダウンロード型映像配信サービスに対応する唯一のテレビとなる。
昨年の「KURO」シリーズで高い評価を得たパイオニア。今年はコントラスト比を10万:1にまで高め、プラズマテレビ「KRP-600A/500A」とモニタータイプ「KRP-600M/500M」をラインアップ。なお、同社はプラズマパネルの自社生産から撤退するため、現在の製品が最後の自社生産パネル使用モデルとなる。
映像エンジン「GENESSA PREMIUM(ジェネッサ プレミアム)」を搭載した「LH905」シリーズ、倍速駆動の32V型「LT-32LC305」、左右非対称の個性派パーソナルサイズ「L1」をラインアップ。国内テレビ事業縮小の影響か、店頭在庫は少ない。
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