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ジャパンディスプレイ、651ppiの超高精細ディスプレイを開発:2.3インチでWXGA
従来のスマートフォン向け高精細ディスプレイの約2倍にあたる高精細ディスプレイが登場。印刷物のような高品位表示が実現される。
ジャパンディスプレイは、651ppiの超高精細液晶ディスプレイを開発。モバイル用の2.3インチ液晶で、1280×800ピクセル(WXGA)の表示を可能にした。
同社が生産しているスマートフォン用高精細ディスプレイと比べて、約2倍の精細度を実現。直視型では世界最高レベルだという。超高精細化によってジャギーのない、印刷物のように滑らかな表示が可能になるのが特徴だ。自社で実施した文字表に関する官能評価においても高い評価を得ているという。
開発されたディスプレイは、2.3型(49.9×31.2ミリ)でWXGA表示が可能なもの。画素ピッチは51マイクロメートルで、表示色数は1677万7216色。この製品の開発と評価結果に関する詳細は、6月に開催されるディスプレイの国際会議「SID(Society for information display)2012」で報告予定だ。
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