文/半坂剛、折笠光裕 イラスト/モリナオミ 撮影/勝山弘一
現在多くの事業者が採用している8MbpsのADSLは、国際標準化機関であるITU-Tで合意されたG.992.1(通称G.dmt)という規格に準拠している。この規格では、ADSLの速度は下り6Mbps以上、上り640Kbps以上と規定されており上限は定められていない。規格内で「必須」とされている項目を中心に、多くのメーカーがモデムなどの製品を製造するのだが、たまたま下り8Mbps・上り1Mbps近辺のものが市場に多いため、現在この仕様が主流になっている。