富士通,Bluetooth搭載携帯ビューワ「i-Point」発表パソコンとBluetoothで接続し,メールなどを受信できる小型機器が登場した。ワイヤレスリモコンとしての機能も持っている。
富士通は1月16日,Bluetoothを搭載したワイヤレス携帯ビューワ「i-Point」を発表した。パソコンを操作することなく,i-Pointを操作するだけで電子メールを閲覧できる。 i-Pointは,2月中旬より発売するBluetooth内蔵ノートPC「FMV-BIBLO NE6/650W」に付属する(NE6/650Wの詳細はこちら)。
i-Pointの主な機能は3つ。富士通製のメールソフト「@メール」と連携して,パソコンに届いたメールをi-Pointから操作して読むことができる。また,外出時などは未読メールをワイヤレスでi-Pointにダウンロードして,野外でチェックすることも可能だ。
また,FMVユーザー向けの無料インターネットサービス「AzbyClub」が提供するメールマガジン「AzbyClub デイリーニュース」をi-Pointで確認することもできる。 NE6/650Wと組み合わせることで,i-Pointをワイヤレスリモコン代わりに使って音楽CDの再生/停止操作も実現している。 相互互換性が今後の課題またi-Pointは,ワイヤレスマウスとしてパソコンを操作できたり,「FM手帳」と連携して住所録データを表示できるなど多彩な機能を持つ。 主な仕様は以下のとおりだ。
Bluetooth搭載機器は,当然単体では役に立たない。「互いにBluetoothを搭載したPCと携帯電話が通信する」と,しばしば予想されたものの,現実には携帯電話には未だにBluetoothは搭載されていない。 i-Pointは,Bluetooth内蔵ノートPCに付属する機器としては,なかなか面白い発想のものだ。ノートPCの電源を入れっぱなしにしておいてホームサーバとして使い,メールの着信はi-Pointで行う……。そんな情報家電のような利用法も実現できる。 残念ながら,Bluetoothの特徴の1つである“相互互換性”に関しては徹底されていない。FMV-BIBLOとの接続についてのみ保証される形だ。「Bluetoothロゴ」も未取得となっている。 Bluetooth機器同士の相互互換性を保証するBluetoothロゴは短期間で取得できるものでもないし,コストもかかる。現在のようにほとんどBluetooth機器が出回っていない状況では,Bluetoothロゴの意義はあまりないのかもしれない。しかし今後も相互互換性が確保されない機器が数多く出てくるようだと,Bluetooth規格自体の成功も危うくなる可能性もある。 ただし,i-Point自体はBluetoothの可能性を感じさせる魅力的なアイテムだ。単体での発売も2月後半に予定されている。価格は2万9800円だ。 関連記事 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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