Mobile Weekly Top10

端末交換!そのときあなたのデータは?

【国内記事】 2001年2月19日更新

Mobile Weekly Top10 2月11日〜2月17日
1位 P503iに不具合,ドコモが23万台回収
2位 見えてきたFOMA──4機種が登場,特徴は6つ
3位 503iの詳細なベンチマーク結果公開──スパイシーソフト
4位 P503iの不具合が示唆する,携帯電話アプリケーションの将来
5位 iモードのパケット料金を最大6割削減する「パケ割」
6位 パケ代割引サービスがiモードユーザーを救う?
7位 Palmのワイヤレス展開は着実に進む──PalmSource
8位 iモード,一般サイトでも端末IDの取得が可能に
9位 PalmSource Tokyo開幕──ARMベースのPalm OSをデモ
10位 ついに128Mバイト──メモリースティックの現在と未来

 先週のアクセスランキングは,大方の予想通り「P503i」の不具合についての記事がトップだった。

 NTTドコモによると「交換用の機器の準備が整い次第,お客様個別にダイレクトメールにてお知らせいたします」とのことだ。しかし,それが“問題”かもしれない。

 問題というのはデータの移行のことだ。通常の機種変更の際でも,新端末に移行できるデータは名前と電話番号のみということがほとんど。そのデータさえ移行を保証されるものではない。

ケータイのデータが消えたら困りますか?

 今回の不具合も,最大の問題は,以下のような個人情報や有料コンテンツなどのデータが消失することにあったはずだ。

  • 電話帳に登録されているデータ
  • 日付時刻
  • 保存されているiアプリのデータ
  • 保存されているメール
  • 保存されているiメロディのデータ
  • ブックマークされているデータ
  • 画面メモ             等

 「データが消失するので,対策品に交換します。その際にデータは消失します」

 もしもこういうことなら,何か矛盾を感じないだろうか? 携帯電話に登録した個人情報やメール,そしてお金を払って入手した着信メロディや壁紙,iアプリ,これらの移行手段が用意されていないとしたら,“最もパーソナルな情報端末”となった携帯電話にとって致命的な問題となってくるだろう。

 画面メモ,Bookmark,受信ボックスのメール……。端末を変更するだけで,こういったデータが消えてしまうのは気にならないだろうか?

 携帯電話の着信メロディや壁紙は,著作権の保護という観点からは大変うまくいっている例だ。しかし,「バックアップが取れない」「新しい機械にデータを完全移行できない」「現在の端末のメモリは消える可能性もある」では,情報端末として問題があると感じざるを得ない。

[斎藤健二,ITmedia]

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