ソニー「SO503i」写真で見る「SO503i」。
3月9日,ソニー製のiアプリ対応端末「SO503i」が発売された。平日とあってか,都内量販店でもドコモショップでも人影はまばら。ZDNet Mobileでは早速SO503iを入手した。 第一印象は「デカイ。色が狙いすぎ」といったところ。auの音楽プレーヤー付き端末「C404S DIVA」(非常に大きい)を使っている筆者には「こんなものかな」とも思えたが,「N503i」と持ち比べてみるとその大きさにびっくりする。 また,「チタン&ブラック」は割とオーソドックスな配色だが,「ホワイト&シルバー」「キャンディオレンジ」は“相当”イケている。「キャンディオレンジ」をどう思うかは人それぞれだが,「カッコイイ」という形容詞はまず当てはまらないだろう。しかし“3万円以上もする機器とは思えない遊び心”が感じられる逸品である。 ちょうつがい部分を境に,2つのパーツが組み合わさったようなデザインも異質だ。液晶部分は丸みを帯びており,本体部分はスクェアな造り。色が異なることもあり,これまでの折りたたみ型携帯電話に比べると,よく言えば新鮮,悪く言えばおかしな感じだ。 ここまで色もデザインも凝りに凝った端末は,最近のNTTドコモでは珍しいとさえいえる。たとえば「ホワイト&シルバー」「キャンディオレンジ」の塗装は,光が当たると青白く反射する特殊なものだし,「キャンディオレンジ」は薄く内部が透けて見える。 これまでの503iシリーズのデザインについて,個人的な印象を言うと, P503i:正統に進化し高級感を増した といったところだ。ちなみに,ZDNet Mobileでは「キャンディオレンジ」を購入した。 TFT液晶はGIFファイルでも威力を発揮この画像は,同一のGIFファイルを,SO503i(左)とN503i(右)で表示させたものだ。最も異なるのは,SO503iのTFT液晶では,白が白く表示され,青が青く表示されること。N503iの液晶はTFD型4096色発色だが,さすがにTFTの6万5000色には及ばない。これが,256色表示液晶の機種だと,ディザがかかって表示されてしまう(2月27日の記事参照)。 SO503iでは残念ながらJPEGの表示はできないが,多くの色を使った画像を表示させた場合,GIFファイルであってもその美しさは際立っている。 N503iと並べてみた。SO503iの大きさが分かる。長さも厚みも一回り大きい。しかし,本体部は細く絞り込まれており,握りやすい。重量配分もよく,N503iよりも操作中に安定感を感じる。また,デザイン上のアクセントでもあるが,液晶部分は本体からはみ出している。これによって片手でも開きやすくなっている。 ソニーが特許を持つ「ジョグダイヤル」部分。C404Sでは,押し込もうとすると回ってしまうという誤動作が見受けられたが,「C406S」以降,改良されている。SO503iでも思った通りの操作が可能だ。 ジョグダイヤルの問題点は,iアプリを操作するときだろう。3月9日時点,ナムコが提供する「パックマン」はSO503iに対応している。しかし数字キーでの操作には対応しておらず,ジョグダイヤルで操作しなくてはならなかった。 本体が大きい上に,十字キーとしてジョグダイヤルを採用しているため,各数字キーは広いピッチで配置されている。P503iほどではないが,N503iよりはストロークも深い。キーレイアウトはC404Sと同等だが,[#]キー長押しで「ドライブモード」に移行できるようになっている。 液晶背面にはiモードのエンブレム型のランプが搭載されている。7色に光るが,N503iのようなグラデーション点灯はできない。N503iのエンブレムのように“もわっ”と光るのではなく,単純に点灯する。 SO503i(左)とN503i(右)のスピーカー部分。なぜこの写真を載せたかというと,SO503iの着信音があまりに小さいからだ。N503iが大音量で鳴るのに対して,SO503iは最大音量でも音が小さい。P503iも小さいが,同じくらい小さい。これではせっかくの24和音も生きてこない。 SO503iの背面。内部の680mAhという大容量のリチウムイオン電池が透けて見える。 関連記事 [九条誠二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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