やっぱり「SO503i」は速かった──ベンチマーク結果「SO503i」の発売とともに,iアプリ性能の指標であるベンチマーク結果が公開された。SO503iは動作が高速,かつiアプリの保存件数も「N503i」「P503i」に比べて多めだ。
スパイシーソフトは3月9日,「SO503i」のiアプリベンチマーク結果を公開した。これまで「503iシリーズ最速」という噂だったSO503iは,やっぱり速かった。 JavaVM(CPU)の速度やグラフィック描画などは「N503i」とほぼ同等。しかし,SO503iのヒープメモリ容量は「F503i」並みに多い。高速なiアプリの動作が期待できるはずだ。 また,iアプリもかなりの数が保存できる。表記は「5〜10件」と「N503i」と同等だが,N503iがほとんどの場合5,6件でメモリがいっぱいになってしまうのに対して,SO503iでは以下の10件のiアプリを保存することができた。
ちなみに,SO503iでは[クリア]キーを長押しして,iアプリを終了させる。[電源]ボタンを押しても終了しないので,マニュアルをしっかり読まないと“iアプリが暴走したのか?”と悩むハメになる。
グラフィックグラフィック描画は,SO503iが最も優秀。「DrawRect」の速度を除いてトップだ。 I/O処理I/O処理も,SO503iが秀でている。1種目だけはN503iの方が早いものの,ほかはすべてトップだ。 JavaVM(CPU)演算速度はSO503iとN503iが拮抗している。とはいえ,スパイシーソフトの山田社長によると「CPUの演算速度はグラフィックほど(現状の)iアプリの性能には影響を与えない」とのことだ。極端に値が悪い端末でない限り,問題はないだろう。 ヒープメモリヒープメモリの値のみ,長いほうが優秀だ。SO503iは,メモリ容量に定評のあるF503iに迫る値を出している。 問題は操作性と互換性iアプリの性能としては1級品のSO503iだが,これまでの503iシリーズと比較して,インタフェースはiアプリ向きとはいいがたい。数字キーで操作できるiアプリは,現状では少なく,SO503iではジョグダイヤルでキャラクターを操作しなくてはいけないこともしばしばだ。 また,同時発売されたP503i,F503iと比べ,iアプリの互換性に難点がある。数本の一般iアプリをダウンロードして試してみたところ,そのまま動作したものはなかった。iアプリのポータルサイト「ギガアプリ」にも,3月10日時点で「現在SO503iではiアプリのダウンロードはできません」と注意書きが掲載されている。 関連記事 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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