カタログには載っていない,SO503i情報(1)

「着メロはグループごとに設定できるの?」「メールの一覧性は?」カタログでは分からないSO503iの情報を一気に紹介。

【国内記事】 2001年3月12日更新

 NTTドコモの503iシリーズに,ソニー製の「SO503i」が仲間入りした。大胆なデザインとカラーリングが目を引くボディに,6万5536色表示可能な2.1型TFT液晶,24和音の着信メロディ,503iシリーズ随一の高速iアプリ環境と最高性能が詰まっている。

綺麗な液晶は好きですか?

 SO503iを見てまず驚くのは液晶の美しさだ。現在ノートPCなどで使われているTFT型の液晶は,消費電力は大きいものの美しさでは最高峰。携帯電話では,J-フォンのシャープ製端末「J-SH05」と,本機SO503iしかTFT液晶を採用していない。

 J-SO05の液晶も相当綺麗だと感じたが,輝度,コントラストではSO503iのほうが上だ。店頭にモックアップ(電話機の模型)が展示されているが,SO503iの液晶はモックアップのものと見違えるほど。

 ただし,メニューのつくりなどはTFT液晶の特性を考慮しているとは言いがたい。「色テイスト」の設定でメニューなどの配色を設定できるのだが,2種類とも背景と文字のコントラストが低く,日中の野外では文字を判別することができない。配色を自分で決められるなどの工夫がほしかったところだ。

 液晶の光源は半透過型を採用している。バックライト+外部からの反射を使う形だ。N503iなどでは一定時間が経過するとバックライトが消灯し,外光の反射のみで画面を表示するが,SO503iではバックライトの消灯とともに画面も消える。“バックライトが消えて見にくい”ということは実質起こり得ないが,バックライトを消して利用することもできない。消費電力が気になる仕様だ。また,N503iと違い,バックライト照度も液晶コントラストも調整できない。

 また,2.1型と大型の液晶ながら,文字表示数は少なめだ。メールの表示に関しては10文字×9行の設定が可能だが,そのほかはすべて8文字×8行。特にiモードサイト表示時には“文字が大きすぎる”といった印象さえ受ける。小さなフォントの設定がほしい。

N503iやP503iと文字表示数を比べてみてほしい

さらに進化したアドレス帳

 ジョグダイヤルによるアドレス帳の検索は高速,軽快。ジョグダイヤルを回して名前を選ぶと(左),電話番号やメールアドレスの一覧が表示される(中)。電話番号を選択すれば電話をかけられるし,メールアドレスを選択すればそのままメール作成画面に移行する(右)。

 1件のアドレスには,電話番号3件,メールアドレス2件,グループ番号,住所などが登録可能だ。電話番号,メールアドレスにはそれぞれ「自宅」「会社」などを示すアイコンが付けられる。ノート機能などはないが,「住所」にはP503iの「ノート」よりも多くの文字を入力できるため,汎用のメモとしても利用できる。

機種 電話番号 アイコン メールアドレス アイコン その他
SO503i 3つ 2つ 住所(128バイト)
N503i 5つ 3つ なし
P503i 3つ 3つ ノート(100バイト)
F503i 2つ × 2つ × なし

 また「EV-LINK」機能と名付けられた,発着信履歴,メールとアドレス帳との連携機能は便利だ。たとえばある相手からメールが届いた場合,メールでの返信もできるし,ワンタッチで相手に電話をかけることもできる。逆に発着信履歴から,相手にメールを出すことも可能。「電話をもらったが,メールで返事をしたい」「メールをもらったが,電話で返事をしたい」というときに重宝する。

機種 メールに対して電話で返事 発着信履歴にメール
SO503i
P503i × 電話番号をアドレスとして
N503i アドレスが電話番号の場合のみ○ 電話番号をアドレスとして
F503i アドレスが電話番号の場合のみ○ ×



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